記事更新日:2024.09.30
富士通の選考通過したESを大公開!書き方と面接のポイントを解説

はじめに

この記事では、富士通の内定者が提出したエントリーシートの情報をご紹介していきます。


富士通は、日本を含む世界の各地域で事業を展開し、グローバルにデジタルサービスを提供しています。

大規模かつ先進的なシステムを構築してきた高い技術力と豊富な実績によって、ITサービスで日本でシェアNo. 1、グローバルでも上位のシェアを占めています。

業界をリードする企業として人気が高い企業になります。


東洋経済ONLINEが発行する『2024年入社が難しい有名企業ランキング』では、以下のとおりです。


項目内容
入社が難しい有名企業ランキング142位
入社難易度58.9

 ランキングは「142位」にランクイン、入社難易度は「58.9」となっています。

 知名度も高く、学生に人気の企業であるため、就職難易度は高いです。


出典元:東洋経済ONLINE

富士通は正式な採用倍率を発表していませんが、採用倍率は39倍前後の採用倍率となっています。

実際、エントリーシートをはじめとする各選考の通過者のレベルが非常に高いため、難易度が高く簡単に採用されません。


この記事は、内定者のエントリーシートについても独自に調査を行い、記事を作成しました。

また、編集者の視点でエントリーシート通過のポイントを詳しく解説していますので、他のサイトを確認した方も、最後まで目を離せない内容となっています。


富士通の頻出質問事項

出典元: 富士通

富士通でよく問われる質問事項は以下の通りです。


Q1.志望理由 

Q2.自己PR

Q3.学生生活で力を入れたこと3つ

Q4.学生時代にやり遂げたエピソードはありますか。

Q5.富士通で挑戦したいことはありますか。


なぜ、富士通を志望するのか、他のシステム企業ではない理由を明確にしておきましょう。それに加えて、自己PRや学生時代に力を入れたこと、やり遂げたエピソードなども聞かれます。

上記の質問がよく聞かれる内容となってますので、対策していきましょう。

緊張しやすい方は特に事前練習をしましょう。


また、回答はできるだけ面接者にとって簡潔な回答にしてください。

回りくどい表現や専門用語は多様せず、わかりやすい表現をしましょう。


富士通では、私たちが求める人材は富士通のパーパスに共感し、自らのパーパスと重ね合わせて未来を描き、「挑戦」していく人を探してます。そして、周囲と「信頼」を構築し、「共感」を引き出し合いながら進められる方です。


私たちは、世界中の富士通社員が、すべての意思決定や行動のより所とすべき原理原則をFujitsu Wayとして示しています。

このFujitsu Wayには、パーパスに基づいて一人ひとりがどう行動していくのか、その羅針盤となるよう、思いが込められています。

新しく仲間に加わっていく方にもFujitsu Wayをよりどころとしていただくことで、共につながり、世界をより持続可能にしていきたいと考えています。と採用メッセージの記載があります。

「Fujitsu Way」を理解し体現できるかなどを重要視していますので、エピソードがある方は中心に話してください。


そのため、最終面接で話す内容までを考えつつエントリーシートを作成しなければいけないので、難易度は高いといえるでしょう。ぜひ意識して書いてください。


富士通の内定者エントリーシート一覧

Q学生生活で力を入れたこと3つを教えてください。

①ソフトテニス部部長として創部初の他大学との練習試合を主催した

②ソフトテニスサークルにおける新入生歓迎活動

③高校生で参加した海外派遣プログラムにおける日本の魅力発信活動


Q学生時代の取り組みの中で、自信を持ってやり遂げたエピソードを教えてください。 その背景と、あなた自身がとった行動、その結果をできるだけ具体的に書きましょう。(700字以内)

大学のソフトテニス部部長として部員の練習参加率向上を目指し、創部初の他大学との練習試合の企画をやり遂げました。その際、組織のために何ができるか考え行動する強みを発揮した。


コロナによる関東学生リーグの中止によって、目標を失った一部部員の練習参加率が50%を下回る状況に危機を感じていた。

それに対し私は、皆に目標を与え、テニスに夢中になれる場を再建したいという想いを抱くと同時に、部員全員の1ヶ月の練習参加率を90%以上に改善するという目標を立てた。

その目標を達成する手段として、他大学を巻き込んだ練習試合の企画を決意した。

しかし、他大学と関わりが無く、また前例がなかったため段取りに苦戦し、そこで私は2つ工夫した。


まず、SNSを用いて他大学との繋がりを自ら創出し、その際参加者のモチベーションを最大化するために同程度の強さの大学を集めるよう注力した。

次に、周りを巻き込みながら進めることでより求められている試合を作り上げられるのではという考えから、本練習試合の段取りを他部員や男子部へ相談しながら決めた。

その中で部員らの実際の声から部員らはより本番に近い環境を求めていると考え、対戦表や時間割等は関東学生リーグを模した。


最終的に、予想を超えた計6大学での練習試合を実現し、開催2か月前から部員全員の練習参加率90%以上となり、目標を達成することができた。


Q富士通の「パーパス」を踏まえて、あなたが富士通で挑戦したいことを教えてください。(600字以内)

 私は、都市部への人口流出とそれによる地方経済の弱体化をDXイノベーションで解消し、地方の豊かな魅力と経済的な活気を、同時に持続可能にしていきたい。


私は、地方出身で上京してきた際に、都市部のICTの活用率の高さとそれによる便利さに驚くと同時に、地域格差があることを感じた。

このままいくと、便利な都市部へ人は流れ続け人口集中が起こり、地方の過疎化、弱体化は進むばかりだと危機を感じるようになった。

都市部の便利さに圧倒される反面、幼いころから参加してきた自然教室などの経験を通じて田舎ならではの雰囲気や豊かな自然にも魅力を感じてきた私は、DXイノベーションを活用し、地方の商業施設・シャッター街の再建や労働力不足の解決、観光客増加などのような地方の課題を解決していくことで地方の活性化に繋げ、引いては長く存続できる地域を増やしていきたいと考えるようになった。


この想いは、貴社の「イノベーションによって社会に信頼をもたらし世界をより持続可能にしていく」というパーパスとマッチングしており、実際に幅広い顧客基盤や繋がり、豊富で高度なテクノロジーを活用しながら、多くの人々や社会の課題解決に積極的な貴社でだからこそ達成できると考えている。

私の強みである「相手や組織のために何ができるか考え行動する当事者意識の高さと行動力」を存分に発揮し、貴社と私のパーパス達成を目指したい。


富士通のエントリーシートはここを対策しよう!

富士通の選考はエントリーシートを確認しながら進めます。

何を聞かれても回答できるように話をまとめておきましょう。


「自分のエントリーシートのよくあるパターン」に終始せず、富士通の志向に合ったストーリーが展開できるエントリーシートになるよう工夫しておくことが成功のカギになります。

エントリーシートの項目は、「富士通だからこそ志望したい理由」「学生時代に力を入れたこと」「富士通で挑戦したいこと」「パーパスの印象」の4つの視点が選考で重要となってきます。


ポイント

  • ・人材の中で富士通だから志望したい理由を明確にしましょう。
  • ・読みやすくわかりやすいエントリーシートを心がける
  • ・印象に残りやすいエピソードを盛り込む
  • ・学生時代にやり遂げた
  • ・富士通で挑戦したいこと

  • 面接で掘り下げたとき富士通の求める人財像(公式HP参照)に沿った話がしやすいエントリーシート作りをしましょう。


さいごに

富士通のエントリーシートの作成や面接のポイントについて詳しく解説しました。


まず、抑えておくべきポイントとして、富士通で働きたい理由を明確にしてください。

そして、富士通のパーパスに共感し、自らのパーパスと重ね合わせて未来を描き、「挑戦」していく方を求めています。最低限パーパスを理解しておきましょう。


この記事で紹介したポイントを活用して、富士通の選考を突破できるようなエントリーシートを作成し、自信を持って面接に臨んでください。

富士通の内定者のエントリーシートを参考にしながら、自分自身の強みを最大限にアピールし、内定を勝ち取りましょう。皆さんの就職活動が成功することを心から応援しています。

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