25 年卒
男性
趣味・特技(200字以下)
趣味は「狩猟」である。付き合いのある農村地域で猟師さんのお手伝いをして、シカやイノシシを獲っている。今年度中に狩猟免許を取得し、一人でも狩猟を行えるようにする予定である。
特技は「シカの解体」である。狩猟で得た動物を一人で解体・精肉することができる。また、そこで得た肉を使って、「ジビエ料理」を作ることも特技である。定期的に友人や家族に自分で解体から調理まで行ったジビエ料理を振る舞っている。
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容(400字以下)
学部・修士を通して、「農村デザイン論研究ゼミ」に所属している。ゼミでは、地域活性化を目標として、観光、六次産業化、少子高齢化対策などについて研究を実施している。私は「鳥獣害対策」を専門のテーマとして研究を実施している。鳥獣害とは人間と野生動物間のトラブルである。野生動物が畑を荒らすことによる農作物被害や、クマに人が襲われるなどの人身被害が代表的な例である。ゼミの活動として、高齢化・過疎化が進む静岡県伊豆市の農村において、現地の方と協力して農作物被害を軽減するための対策を実施している。
学生時代最も力を入れたこと
ゼミ
アライグマによる農作物被害への対策である。研究として、アライグマが畑を荒らすのを食い止める活動を行う必要があった。しかし、アライグマの対策には高度な専門知識が必要であり、学生も現地の方も何をすれば良いか分からない状態だった。そこで私は「鳥獣管理士」という資格を取ることで専門知識を学んだ後に、現地の方と対策について話し合った。話し合いの際に工夫したことは、「現地の方が実施できる対策を提案すること」だ。資金や手間を最大限活用した理想的な対策を提案しても、農業などで毎日忙しい現地の方が実施できない。そこで現地の方との対話を通して対策に使える資金や時間を把握し、その中で実施できる対策を提案した。その結果、被害対策を円滑に実施することに成功し、アライグマによる農作物被害は大幅に減少した。この経験で培った「必要な知識を学習する能力」と「相手目線の解決策を提案する能力」を貴社の業務に活かしたい。
チームで取り組んだ内容
現地活動改革
狩猟サークルでのボランティア活動改善である。学部生のとき、狩猟サークルに所属し、代表を務めた。代表就任時、最大の課題は「活動の無計画性」であった。活動のひとつに農村地域で野生動物から畑を守るボランティア活動があった。それまでは当日に活動内容を決めており、その無計画性が現地の方々に迷惑をかけていた。同級生を話し合った結果、改善策として事前に活動計画を作ることとした。初めて活動計画を作る際に「相手のメリットを考えること」を意識した。活動計画作成のためには、現地の方や後輩に今までにないタスクをしてもらう必要がある。その際に無理やりタスクを押し付けるのではなく、活動計画作成によるそれぞれのメリットをできるだけ具体的に伝えた。その結果、活動に関わる全員が主体的に行動し、円滑に計画を作成することができた。この経験から、チームを動かすときに「相手のメリットを考えること」の重要性を学んだ。
困難を乗り越えた経験
新入生歓迎会
狩猟サークルの代表として新入生の入会者数を4倍に増やした経験である。学部3年生の春、狩猟サークルで新歓活動の統括を行った。例年の入会者数は5名程であり、団体の人数は減少傾向にあった。私は代表として、新入生を増やすことに強い責任を感じていた。課題は、活動内容に興味を持つ新入生へ適切な広報活動が出来ていないことであった。その解決策として、類似の活動を行う複数のサークルと合同説明会を新たに企画・運営し、ターゲット層の新入生が弊サークルを知る機会を創出した。また、「狩猟」が持つネガティブな印象を払拭するために、活動内容だけでなくサークルの学部・男女比や先輩部員の自己紹介を説明会やSNSで積極的に発信することで、新入生の入会へのハードルを下げる工夫をした。結果として、例年の4倍である20名の新入生が入会した。この経験から、困難な状況においても冷静に課題を分析し、解決策を講じる重要性を学んだ。
志望動機と希望するキャリアパス
貴社を志望する動機は、コンサルティングから保守運用までのすべてを自社内で手掛けていることに魅力を感じるためである。魅力を感じる理由は2つある。1つ目は、自社内で開発を完結させることで、より責任を持った仕事ができる点である。自社内で全ての工程を行うことは、一部の工程を外注するよりも責任のある仕事を行うことに繋がり、その結果としてお客様により高品質なサービスを提供できると考えている。2つ目は、社員が様々な職種を経験できる点である。社員が様々な職種を経験することは、1人1人が開発工程全体を把握することに繋がり、その結果より適切なサービスを提供できると考えている。入社後は、SEを基礎としながら様々な職種を経験することで、開発全体を見渡すマクロな視点を持ったSEに成長し、「プライムパートナー」を目指す貴社に貢献したいと考えている。
自己PR
タイトル:ファシリテーション能力
議論を円滑に進めるための「言語化力」である。この能力は大学で授業補助のアルバイトであるTAとして働く中で培った。TAの業務内容は、ファシリテーターとして学生のディスカッションを補助することだ。授業では毎回異なるグループでディスカッションが行われる。そのため、初対面の学生が活発に議論をするためにTAの補助が不可欠であった。私は業務の中で2つの「言語化」を意識した。1つ目は「発言の深堀り」である。説明が苦手な学生に対して質問を通して内容を深掘りすることで、発言の意図を明確にした。2つ目は、「発言の具体化・抽象化」である。意図が伝わりにくい発言を解釈し、他の学生に具体例の提示やイラストによる図示をした。その結果、グループ内の認識のずれがなくなり、短時間でも納得のいく議論をすることができるようになった。貴社で要件定義を実施する際にこの能力を活かすことで、クライアントの要求を過不足なく言語化したい。