25 年卒
女性
自己PR(400字以内)
自身の強みは、どんな困難な状況でも「楽しみ」を見つけ変化の創造に挑戦できるところだ。高校時代には窮地に立った空手部のキャプテンとして部活動改革に挑戦し、コロナ禍の中不安と困難に立ち向かいながら引退までやり抜いた。部には部員の約八割が初心者だった上、同学年の部員が全員退部するという課題が発生した。自分一人という不安も存在したが、残ってくれた後輩達の信頼に応えるため「楽しみながら技術向上できる場の創造」を目標として3つの施策を行った。(1)動画を活用し、練習を視覚的に振り返ることで指導者不足を補った。(2)初心者が苦手な基礎メニューに空手のステップを使った鬼ごっこ等の娯楽要素を取り入れた。(3)交流会や勉強会を開催し、部員同士のコミュニケーションの向上を図った。結果、部員の練習意欲は向上し、初心者達も全員黒帯を獲得できた。ここから培った柔軟性や向上心という強みを活かし、貴社に貢献していきたい。
学生時代の取り組み(400字以内)
大学時代、80人規模の準体育会系バレーボールサークルの復興を行った。コロナの影響でメンバー同士の関係が希薄になり活動意欲も低下していたため、キャプテンとして交流しやすい雰囲気と場の創造を図った。まず、メンバーに積極的に声をかけ、特に初心者には丁寧に指導した。また食事会を企画し、プライベートな話題や不安を共有してチームの親睦を深めた。次に運営面で、コロナで廃止された4泊5日の春・夏合宿やOB会等の全行事の復活に努めた。当初、マニュアルの不在や過去会場の消失、OBへの連絡手段の不明等の課題が存在した。そこで先輩の協力を得て新たなマニュアルを作成し、会場の手配や連絡先の収集に半年前から取り組むことで、4年振りに全ての行事を開催できた。上記の施策によりサークルの絆が深まり、参加率も昨年の5倍以上に向上した。ここから、周りに対して貢献するやりがいや、企画・実行することの面白さを体感することができた。
趣味・特技(120字以内)
趣味は筋トレと美食探究だ。バレーボールや空手のための筋肉を育てる体づくりや、コスパをテーマにした飲食店開拓をしている。特技は書道と空手だ。毛筆4段と黒帯を取得しており、後者は型の競技で県大会優勝経験がある。作業に対して集中することが得意だ。
学生時代に最も打ち込んだ経験と、その経験を通じて自覚した自分の弱みについて教えてください。(800字以内)
株式会社〇〇の広告宣伝部で行った3年間の教育雑誌の記事制作アルバイトだ。初めて書いた「相撲の歴史」の記事は読者投票で24/30位に終わり、悔しさを味わった。他の社員と比べて、大学生である自身の経験値と読者の興味・関心への理解が不足していることが課題だと感じ、過去のアンケートや人気記事の分析、小学生の従弟へのヒアリングで子供達の嗜好を探った。その結果、固いテーマは敬遠されやすいため、身の回りの豆知識やイラストで記事に読者を誘引する必要があるという仮説を立てた。そこで、食に関わる世界のことわざや身近なものの成り立ちを紹介する記事等を作成して順位を上げ、「お金と津田梅子」の記事で遂に1位を獲得した。また、読者からお便りをもらい、興味を持ち自分でも調べてくれたこと、友達に豆知識を披露してくれたこと、何より「面白かった」という子供達の反応や感想を知り、達成感に満たされた。ここから、自身の強みとする「企画力」や「実行力」を養い、コンテンツを通して人々に喜びを提供する価値を体感した。一方で、この経験を通じて自覚した自身の弱みは、時間管理能力の不足である。初めの頃は特に、アイデアの整理や文章の構成等のタスクを遂行するのに時間がかかり、効率的に作業を進められず締切に追われることが多かった。この弱みを克服するために2つのことを心掛けた。(1)タスクを計画する際には、優先順位を明確にし、時間を効果的に配分すること。(2)作業を進める際には、集中力を高めるための環境作りや、時間を区切って取り組む時間管理の技術を身につけること。時間の使い方を見直して無駄な時間を減らし、効率的に作業を進めることで、ストレスを軽減させ成果を上げることができた。ここから、時間管理の重要性を再認識し、効果的な時間の使い方を学ぶことが、自分の能力を最大限に発揮し成長するために不可欠だと感じた。
あなたが最近触れて面白いと感じたコンテンツとその理由を教えてください。(200字以内)
『ひみつの小学生探偵』シリーズだ。(1)巻頭のマンガページやキーポイントでのイラスト活用、(2)名作推理小説の設定や要素の現代版リメイクにより、活字離れが進む現代人に対し物語の世界に没入しやすい入口を提供している。本書から、多くの子供達が名作ミステリーの魅力を知ることだろう。エンタメ作品の飽和により、分かりやすいコンテンツが好まれる風潮の中で、難解な古典作品との架け橋を築いた挑戦に面白さを感じた。
Gakkenでの仕事のうち、あなたが興味のあるものをお選びください。(最大2つ)
◎学習参考書/絵本/児童書/雑誌などの編集
新規事業立ち上げ・事業開発
〇デジタル商材の開発
海外営業
サイエンス分野(図鑑や科学キット)の制作
語学・リスキリング商材の企画・制作・編集
学研教室などの塾事業
出版営業
文教営業
園向け・保育者向け事業
Gakkenであなたがやりたいこととその理由を教えてください。(200字以内)
本を通して人々の人生を豊かにする一助となりたい。大学の学びと雑誌制作の経験から、感動や発見を生み、人間性や思考力を育む読み物の価値を再認識した。そこで、知る喜びや読書の楽しさを提供する貴社の出版・コンテンツ事業に魅力を感じた。具体的には、内容を要約した動画や漫画、児童書で理解を深め、古典や英書の原文読破に挑む企画や、ルッキズムやジェンダー平等下でのスポーツ等の社会問題を物語化する企画に挑戦したい。
希望している仕事をするうえで大切にすべきことは何だと思いますか。また、その実現に向けてあなたが身に着けたいと思っていることを教えてください。(400字以内)
読者である現代の子供達の興味や関心、そして感情を深く理解した上で本を創ることだ。教育雑誌制作アルバイトの記事作成において、最も重要な課題は「テーマ設定」だった。知識の押し付けにならない様に読者の興味や関心を引きつつ、中学進学情報誌という雑誌の本質を保ち、子供達の知的好奇心や勉強意欲を刺激する内容を作ることが求められた。また、担当記事が巻末に位置しており読者の目に留まりにくかったため、一目見て関心を集めるような印象的なタイトルが必要だった。これらの課題は、貴社での書籍制作にも通じていると推察する。そしてその実現には、市場や読者のニーズを把握し、人々の好奇心をそそるテーマを考案する「企画力」と、それを本という形に具体化する「実行力」が必要だと考える。学びとエンターテインメントを巧みに組み合わせ、魅力的な商品を生み出す貴社で多くの企画・実行を繰り返して経験を積むことで、それらの力を身に着けたい。
10年後のGakkenを想像して、そこであなたがどのような活躍をしているかお書きください。(800字以内)
10年後、貴社は「コンテンツ・サービス創造企業」としての存在感を保ちつつ、デジタルやライセンス商品の活性化等のDX化の波に積極的に乗り、消費者のニーズに革新的な方法で応えるリーディングカンパニーとしての地位を更に固めているだろう。私は、その一翼を担う出版・コンテンツ事業の編集者として、テクノロジーとクリエイティビティを融合させた新しいエンタメ体験を創造する役割に従事し、活躍していると予想する。10年後の社会では、ウェアラブル端末の普及により、人々が生活の合間にエンタメを手軽に楽しむことができるようになるだろう。このような状況下で、書籍は動画配信サイトやSNSといった競合との差別化が益々必要になり、読者の関心を引き付けるための新しいアプローチが求められていく。そこで、貴社で10年間、書籍編集に関する知見を積み重ねた後は、その経験を活かしてデジタル事業と連携し、読者が物語や知識に没頭し、より深く関われるような新しい体験を提供することに注力したい。例えば、読者同士がリアルタイムで交流しながら物語を読むプラットフォームの構築や、書籍とRPG展開を組み合わせたクエスト式のゲームアプリにより、物語の世界に没入できる体験型読書コンテンツの提供等、本を読む契機を築く新しい読書形態の開発に挑戦したい。出版不況と呼ばれる現代は、新たな本や読書の形が生まれる過渡期であり、コンテンツ自体が持つ力は今後も強い影響力を持つだろうと私は考えている。多様な学びと新しい価値の提供により、今や未来の豊かな生活を築くことを目指す貴社のビジョンに共鳴し、テクノロジーとクリエイティビティを融合させながら、読者や視聴者の心に響くエンタメ体験を提供することに情熱を注ぎたい。そして、常に変化する社会の中で、新しい可能性を切り拓いていく貴社に対し貢献するためにも、時代に即したアプローチ方法を提案できる出版人に私はなりたい。
生活の中であなたが利用しているリアルなモノと、オンライン/デジタルサービスの使い分けについて教えてください。(200字以内)
スポーツ観戦だ。会場に足を運び、試合を生で観戦することで、選手のプレイや熱気溢れる雰囲気を至近距離で体験できる。一方SNSや配信サービスを利用すると、試合や選手の映像を快適に自宅で楽しむことができる。リアルなモノでは感じられない、リプレイや解説付きの映像で、試合の魅力を再確認することも可能だ。リアルとデジタルの使い分けにより、選手やチームへの関心や理解を深めることで、競技に対する愛着を高められる。
異文化コミュニケーション(国内・海外問わず)の経験とそれを通して学んだことについて教えてください。(400字以内)
サークルのキャプテンを務めていた際、中国人留学生の後輩と一緒のチームになった経験がある。日本語が不得意な上、バレー初心者で周囲から浮いていた彼女が、チームに馴染むための方法を考えた。まず、対話やLINE、食事会の開催等の様々な手段を通して交流を深め、自分が誰よりも彼女のことを理解できるように努めた。またチーム全体の親睦を深めるため、彼女の母国料理である水餃子や炒麺を作る企画を考案し、本人が積極的に話せる場を設けた。結果、異なる文化や生活に関する理解が深まり、メンバー間で共通の嗜好や趣味を発見することで強固な絆が生まれ、試合ではチームが一丸となって戦い抜けた。この経験を通じて、たとえ言語や文化の違いがあっても、コミュニケーションを重ねることで、お互いを尊重し理解し合える関係になるのだと学んだ。また、異なる文化や価値観を知ることで多様性を受け入れる柔軟さを養い、自身の視野を広げることができた。