25 年卒
男性
インバウンド業界を志望している理由、その中で日本政府観光局(JNTO)を選ぶ理由は何ですか?
業界を志望する理由は、日本を世界に発信することで、我が国のプレゼンス向上と経済発展に貢献できるためだ。豪州の大学に留学中、日本の魅力を現地の学生に伝えるイベントの企画、運営に携わった経験から、多くの学生が日本の文化や観光に興味を持っていることが分かった。その際、日本が持つ文化的な影響力の大きさを認識すると同時に、さらに海外に広げていきたいと考えるようになった。また、長年の経済低迷により、国際社会における日本のプレゼンスは低下傾向にある。しかし、インバウンド業界であれば、日本そのものを商材として発信でき、外国人観光客に直接足を運んでもらうことで、我が国のブランド力向上と経済振興に携わることができる。その中でも、貴機構は国内外の豊富なネットワークを通じて、公共的な立場からインバウンドに携わることができるため、志望している。 特に貴機構では、公的機関として利益追求よりもインバウンドで日本を盛り上げるという目的達成に注力できる点、海外事業所を通じて築いた現地国との信頼関係を施策に活かせる点に魅力を感じています。
これまでに培った経験や知識等を踏まえ、JNTO入構後にどのような分野でどのようにインバウンドに貢献したいかを記載してください。
豪州に留学中、派遣先大学の学生に日本の魅力を伝えるイベントの企画を行った。その際、より多くの学生に満足してもらうため、単なる思いつきではなく、客観的なデータに基づいて企画を立案することを意識した。具体的には、現地の学生に対し、日本のどのような点に興味を持っているのかをヒアリングした。調査の結果、学生の多くが日本の観光地や食文化に関心を持っていると分かり、集めたデータを後のイベント企画の参考にした。以上のことから、客観的なデータを用いてイベントを企画した経験は、主に訪日マーケティング部門で活かされるだろう。例えば、市場別マーケティング戦略では、国ごとに観光に対する価値観が異なっていることで、各国の状況に合ったプロモーションや情報発信を行う必要があり、分析的な思考が求められる。入構後は上記の経験をマーケティング分野で活かし、訪日外国人の増加、ひいては日本のブランド力向上と経済発展に貢献したい。