最終面接
基本情報
場所 | 東京本店 |
時間 | 約1時間 |
社員数 | 1人 |
学生数 | 1人 |
結果通知時期 | |
結果通知方法 | その場で口頭通知 |
質問内容・回答
①自己紹介
現在、○○大学〇学部に在籍している○○と申します。大学では国際社会学のゼミに所属し、移民・難民問題について研究しています。また、2022年9月から2023年6月までイギリスの現地大学へ留学し、留学中には研究、異文化交流、旅行の3点に力を入れて取り組んできました。本日は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
【深堀質問】
①一番楽しかった旅行先の国はどこでしたか?
②旅行から学んだことは何ですか?
【深堀質問への回答】
①ドイツです。クリスマスマーケットの時期にいったので、日本では見られないような大規模なクリスマスマーケットが街の広場で開催されており、シュトーレンやプレッツェルなど、現地発祥の食事も楽しむことができました。
②各国に特有の文化や歴史背景があるということを、身をもって知ることができました。例えば、教会一つ取っても、英国国教会に奉仕するイギリスの教会やカトリックのフランス・スペインの教会、また、プロテスタントのドイツや東欧の教会など、建築構造や歴史まで様々に異なっており、このような違いを身を持って体感することができたことが良い経験になったと思っています。
②学生時代に力を入れたこと
留学生活の中で文化の違いを体感し、共生のために行動したことです。私は6人の留学生と共に、一つの寮に住んでいました。私は皆で共有するリビングキッチンの隣の部屋だったのですが、欧米系の同居人たちが毎晩のように友人を招き、10人規模でパーティーを開いて騒いでいました。そのため、私の勉強や睡眠が妨げられていました。何度かメッセージを送ったり、直接静かにしてほしいと頼みにいったのですが、あまり受け入れてもらえませんでした。そこで、なぜ彼らは毎晩パーティを開くのか、そしてなぜ私の不快感を理解することができないのかと考えました。すると、欧米系の人びとは夜にパーティを開いたり、友人を招く文化があるけれど、アジア出身の私たちにはそのような文化がないことに気が付きました。このことから、相手は私の文化を知らないかもしれないと思い至り、ある日文化の違いについて話し合ってみました。その結果、彼らは自分たちとアジア圏の文化が大きく異なることに気が付き、これまでの騒音について謝りました。そして、話し合いの結果週3日、友人を招く曜日を決めて、お互いの文化を尊重し合うことに合意しました。
【深堀質問】
文化の異なる人と英語で話し合いをしようって、難しくありませんでしたか?
【深堀質問への回答】
はい、確かに難しかったです。最初は自分が我慢すればいい、最悪寮を移ればよい、とも考えました。しかし、ここで何も伝えないと、自分が思っていることは相手には伝わらないし、異文化交流をしようと意気込んで留学生寮に入居した当初の志から、話し合いをすることが、自分の留学目標の達成に向けて最も重要な点であると思ったため、話し合うことを決意しました。
③どうして三井住友銀行を志望するのか
二点の理由から御行を第一志望としています。
まず、人の力が最も強いと感じる点です。行員の方とのお話で、SMBCは一人の行員が生み出す収益が最も高い銀行であると学びました。この背景には、SMBCの方々が築き上げてきた顧客との信頼関係があると考えます。また、これまでのプライベートセッションや座談会などを通して、SMBCの行員の方々が一学生の話も親身になって聞いてくれる、そして自分ごとのように捉えてお話をしてくださる、そのような姿勢に非常に感銘を受けました。このような方々が多くいらっしゃる御行で働くことができたら、仲間と相互に影響を与えながら成長し合うことができると感じました。
また、挑戦や変革という観点からも、御行を最も魅力的に思います。私はイギリス留学でキャッシュレス決済の普及状態が、日本とは全く異なると感じました。また、金融機関の説明会を受ける中で、日本ではアメリカに比べて資産が運用されていないと知りました。そのため、御社が昨年リリースしたOliveの存在を知った時は、キャッシュレスや資産運用のデータを一括で管理することができる画期的なサービスだと思いました。このように、目まぐるしく変化する時代に合わせて変革を起こすことができる御行では、時代に合わせた顧客のニーズにいち早く対応して必要なサービスを提供し、貢献することができると思いました。
【深堀質問】
そもそもなんで金融なんですか?留学とのかかわりは?
【深堀質問への回答】
留学中に、「日本から来た」というと、「日本っていい国だよね」「日本の製品は素晴らしいよ」という言葉をもらうことが多かったです。そこで、日本に対しての愛着や、日本人であることの誇らしさを感じました。しかし、留学中に円安が起きて生活費をやりくりしなければならなかったり、近年中韓の製品が日本製品をしのぐ勢いで世界市場で人気になっているという点から、日本の素晴らしさを改めて世界に届けたい、もっと多くの人に知ってほしいと思うようになりました。そのためには、企業経営の根幹となる金融に携わることで、日本企業の海外進出の後押しをすることができるのではないかと考えたため、金融業界を死亡しています。
④入行してからどのような仕事がしたいのか
日本企業の海外進出支援を通して日本経済の成長に貢献したいです。留学中に様々な地域の友人が日本文化の興味深さや日本製品の質の高さについて褒めてくれて、日本人としてこれをとても誇らしく思いました。このように日本の良さを外から捉えた経験と、長期の不況が続いていたり円安状況にある今の日本に対する課題意識から、日本経済の成長に貢献したいと思いました。
まずは中堅・中小企業の法人RMとしてのキャリアからはじめ、基礎的な経営の観点や知識を養い、企業経営者の信頼を得られる銀行員になることを目指します。その後は海外トレーニーと大企業営業の経験を積み、その後は身に着けたい専門分野を定めて異動希望を出し、自らの専門性を高めていきたいです。その後もキャリアの中で海外への長期赴任を視野に入れています。
【深堀質問】
身に着けたい専門性はありますか?
【深堀質問への回答】
まだまだ勉強不足なのですが、OBOG訪問を通して、M&Aとプロジェクトファイナンスに興味を持ちました。しかし、まだまだ知らない仕事がたくさんあると思うので、入行してから勉強して、自分がやりたい仕事のために必要な専門性は何なのかを見極めたいと思います。
面接詳細情報
面接官の社員の特徴 | 人事部長 男性で40半ばから50歳くらい。スーツ |
学生の服装 | 最終面接にふさわしい格好とのため、スーツを着用していった |
面接の雰囲気 | これまでで最もなごやかな面接であった。本店の会議室で行われたが、人事部長はとても人当たりの良い方で、私の話をとても楽しそうに聞いてくださった。 |
評価されたと感じたポイント | 一次と二次でおおむね評価は決まっていたように感じる。というのも、初めにドイツのクリスマスマーケットの話を15分程したため、1時間の面接の中で4分の1の時間をそこに割くというのは、あまりその後の面接に支障ないからと面接官が判断したためと考える。 |
対策やアドバイス | これまでと同様で構わないが、過度に緊張しすぎないこと。これまでに正しい努力を積み重ねて、その会社に入りたいという前向きな気持ちを真摯に伝えられるように、話の内容だけでなく、見た目の印象も大切にすること。 |