当社の社員が仕事を行う中で大切にしているのはどのような価値観だと思いますか?
私は、貴社の社員が仕事を行う中で大切にしている価値観は、「時代の流れを読みながら、新しい表現方法を人々に届けること」だと考えています。
Instagramを通じて、貴社の多くのブランドがCGを使用した投稿を発信しているのが見られ、デジタル面での最新のアプローチを感じ取りまし た。特に“新しい表現方法”を感じた点は、A-POCABLE ISSEY MIYAKEの「TYPE-IX Synflux project」です。日本ではまだあまり実現されていない3Dソフトを駆使した服作りにより、貴社の時代の先端を行くこだわりが見えました。パリで行われたインスタレーションでは、布の廃棄を最小限に抑えたパターン配置を実際に展示することで、見る人の興味を引き、購買欲を高める効果があると感じました。また、「未来に向 けたプロジェクト」との記載から、貴社が現状にとどまらず、今後も試行錯誤を繰り返すことで、新たなファッションが生まれる可能性を感じました。
さらに、貴社の福利厚生に「美術館補助金制度」があることから、芸術的観点でも時代の流れを積極的に学べる環境が整っていることを読み取りました。この取り組みは、社員が常に時代のニーズに敏感であり、革新的なアプローチを積極的に追求することを助けていると考えます。
これらの取り組みにより、貴社では、時代の流れを読みながら新しい表現方法を人々に届けることを大切にしつつ、「協働することで目標を達成する」という企業風土も感じ取ることができました。貴社の社員は、このような環境に身を置くことで、自らの創造性を発揮し貴社のビジョンに貢献していると考えています。
これまでの経験を活かして、入社後にどのような活躍したいですか?
私は、在学中に習得予定の3DCGの技術とSNSマーケティングの長期インターンシップの経験を活かし、入社後は、未来を見据えながらブランドの発展を支えたいと考えています。
文化服装学院では、1年次に服作りの基礎、2年次にファッションデザインを学び、次年度は3DCGを専攻します。3DCGの技術を習得するこ とで、3DCADやCLO、Blenderを駆使しながら、PC上でファッションデザインを具現化するだけでなく、物や空間を作成し、実際のメタバース上にも展開できるようになります。
さらに、3年間の長期インターンシップでは、ソーシャルメディアコンサルティング&マーケティング企業で経験を積みました。Instagram、X、 TikTokを活用し、主にアパレル企業の数値分析や事例収集、資料作成を行いながら、他社のInstagram運用、クリエイティブ指示、投稿文作成、撮影、広告設定なども手がけました。この経験から、何事にも観察・分析・考察することが習慣づきました。
これらの経験を踏まえて、入社後は3DCG技術を駆使したマーケティング戦略の立案や展開に携わり、新たな市場領域への進出やブランドの認知度向上に努めたいと考えています。
具体的には、メタバースに関する部署を設立し、新ブランドの立ち上げを目指します。メタバース空間に新ブランドを設立し、アバターが店舗に訪れて、接客や試着を通して洋服を購入する仕組みです。在庫を必要としないためサステナブルなものづくりに貢献できるだけでなく、人目を気にせず個性的なファッションを楽しめるため、新規顧客を増加させられると考えます。それを実現するためには新ブランドの知名度を得る必要があるため、最初はターゲットを貴社の既存顧客に設定します。SNSやメタバースのシステムを使用しながら、さまざまな職種の方と連携をとりつつ新規顧客を獲得し、ブランドを大きくしていきたいです。
これらの挑戦を通じて、ブランドの伝統と未来を結びつけ、魅力的なアイテムを生み出すことで、貴社の発展に貢献したいと考えています。
私のキャラクター(長所・短所を踏まえた自己紹介)
私のキャラクターは「落ち込みやすいが意識が人一倍高い」と自己評価しています。
私の長所は、常に新しい知識やスキルを積極的に学ぶ姿勢です。高校時代は理系専攻で数学を学び、得意を伸ばすことに時間を費やしました。大学では、ファッションに携わる仕事がしたい気持ち一心で、 ファッションビジネスを学べる文系の学部に進学しました。卒業後は、大学では学べなかった服作りについての知識を深めるため文化服装学院に入学し、2年間でファッションデザインを学びました。残りの1年は、パターンメーキングの知識を深めながら3DCGの技術を習得する予定です。
また、学業の傍ら、WEBライターの長期インターンシップでファッション記事を執筆したり、SNSマーケティングの長期インターンシップでアパレル企業のinstagramアカウントを管理したりするなど、実務経験を積むことにも努めました。さらに、韓国ファッション通販のバイヤーとして、商品選定・撮影・商品登録・宣伝をし、インフルエンサーの経験も積みました。
一方で、自分に厳しいことが課題として挙げられます。完璧主義であり、周囲の期待に応えられない結果を出すと自己評価が低下し、次のタスクが成功するか不安を感じることがあります。そのため、柔軟性を持つことを意識し、失敗に対する反省を前提としながら、自己受容を努めています。また、効率性や進捗を重視することも重要だと認識しており、日々改善を目指しています。短所をポジティブに転換し、自己の成長に繋げたいと考えています。