25年卒
女性
- 東京都立大学
ES情報
自己PR
私は好奇心旺盛で、何事にも積極的に行動ができる性格です。特に自身が関心を持った物事については熱中して打ち込むことができます。小学生の時に韓国に興味を持ってから韓国語の学習を始め、留学やスピーチコンテストなどにも参加しました。その他にも英語やフランス語、手話の学習と課外活動などにも挑戦してきました。興味を行動に移すことは語学学習だけに留まらず、大学ではお笑いや水泳、気球など様々なサークル活動に精力的に取り組みました。また、それらの活動を行えるだけの体力的・精神的なタフさも兼ね備えています。人と関わることが大好きで、こうした経験を通じてたくさんの人とコミュニケーションを取ることで、人生の視野を広げることができました。数多くの文化に興味を持ち、飽くなき探究心と好奇心で自分の「好き」に誠実であり続け、変化を恐れることなく深く広く学び続けようとする姿勢を業務でも活かすことができると考えております。
学生時代の取り組み
学園祭の実行委員に所属し、コロナ禍を経て本格的に再開した2022年の学園祭において、学生漫才の企画を成功に運ぶため尽力しました。学内にお笑いサークルもなく、外部から学生芸人を呼んで保たれていた漫才企画も、2020年からは中止となっていました。そこで、新しい学生芸人の発掘が必要だと考え、各地の学生主体のお笑いライブに足繁く通い、出演者をスカウトしました。学園祭の運営自体は高校時代にも精力的に取り組んでおり、もともとこうした活動には向いている性格だと思いますが、今回の経験が一味違ったのは責任感という点においてです。一人で企画を任され、立案から引継まで完走しなければならず、また個人の気持ちとしても、ただやり切るのではなく今までを超えるものを作りたいという気持ちがあったため、重圧も相当にありました。結果として、他人にきちんと頼れるようにするためにも、自分が自立していることの重要さに気づきました。
当社に興味を持った理由をご入力ください。(志望動機)
コンテンツを通じて自らの「好き」を一人でも多くの人に広めること、そしてメディアの存在によって個人の人生を今よりもちょっとだけ豊かにしたいと思い、メディア業界を志望するようになりました。幼い頃からドラマやアニメなどのコンテンツに囲まれ、いつしかそれらが日常に当たり前にある人生を送ってきました。特に、テレビを通じて出会った数多くの作品たちは、いつも私の生活を彩ってくれていました。テレビで見たものをきっかけに新しい世界や価値に出会うこと、それによって普段の生活がより良いものになっていく仕事に携わりたいと考えております。私の生まれ育った岡山県という環境においてテレビは、地方と都市部で格差や分断なく情報や娯楽を得られる貴重なメディアでした。これこそ、貴社の長年の働きと努力によって築き上げられたバリューであり、私もその恩恵を享受してきたうちの一人です。今度は私がそれを届ける側として、作品を作り上げた人々と日本全国の視聴者たちを繋げる仕事に携わりたいと思い、貴社の仕事により一層興味を持つようになりました。貴社ではテレビ番組の放送権を全国にライセンスする事業だけでなく、映画・ドラマやイベント等の事業にも力を入れています。今後世間で流行するものを先取りしたり、世の中に広く認知されるきっかけとなるような作品にも多く出資したりしており、社会を見る鋭い眼差しと流行への敏感な感覚があると感じております。私自身、現在まで出版社にて長期インターン生として勤務しており、編集サポート業務を通じて、流行と社会の需要のキャッチアップの方法や感性を磨いてきました。また、好奇心旺盛で、人間が絶えず生み出す数多の文化に興味を持ち、飽くなき探求心と好奇心で自分の「好き」に誠実であり続け、変化を恐れることなく深く広く学び続けようとする姿勢を、貴社の業務でも活かすことができると考えております。
最近の「書籍」、「映画」、「ドラマ」であなたが良かったと思うコンテンツ、並びに良かったと思う理由を教えてください。
2022年に台湾で制作された「呪詛」という映画が、近年のホラー映画の中でもかなり完成度が高く素晴らしい作品であったと感じています。ホラーとして強い恐怖を感じるだけでなく、映画としてもその表現に注目すべき点が多く、様々な観点から非常に面白い作品です。物語は、過去に自分が犯した過ちにより降りかかった呪いが、今度は自分の娘を苦しめていることに気づいた主人公ルオナンが、娘の呪いを解くために自らの過去を語り、呪いの根源を絶とうとするという内容です。物語は常に、主人公がビデオカメラで撮影している一人称の視点から語られ、俯瞰のアングルも、登場人物が手持ちカメラを床や車内、机に置いた状態で撮影されています。初めのうちは視聴者達は、ルオナンとその娘を襲う数々の恐怖の体験とその記録を観ているだけのように思いますが、物語の最後の仕掛けによって、この呪いに自分たちも引きずり込まれている、すなわち視聴者参加型の映画であったということに気づきます。映画は、「祈り」に関する不気味な語りから始まります。これによって今から始まる物語の恐ろしさと不安を観客に印象づけます。その時紹介される、呪いを避ける為の呪文と謎のマークが、作中サブリミナル効果のように何度も登場します。映画のラストでこの呪文とマークの意味が語られ、観客を衝撃と絶望の底に落とします。ビデオカメラの視点によって、まるで私もルオナンの配信をリアルタイムで視聴しているかのような緊張感を味わうことができ、物語としても映像表現としても俊逸な作品です。
あなたが最も高く評価しているコンテンツ(書籍、映画、ドラマを除く)をひとつ選び、その理由を教えてください。
「ボクらの恋愛シェアハウス」という、恋愛リアリティショーを選びます。これは韓国で制作されたコンテンツで、8人の男性が1週間シェアハウスで生活を営みながら、運命の相手を探していくという内容です。この番組が他の恋愛リアリティショーと異なる点は、同性愛者の恋愛を描いた同性愛者のみが出演する恋愛リアリティショーだということです。日本でも「あいのり」から「テラスハウス」等、数多くの恋愛リアリティショーが制作され、どれも人気を博していますが、未だこのように同性愛者という性的マイノリティの存在を正面から取り上げた番組は制作されていません。それも韓国という国は、儒教と男子の兵役の影響から、日本と同等かそれ以上に、未だ性的マイノリティへの差別や偏見が残っている現状があります。その中で、こうしたチャレンジングな番組を制作し、それが国内外から高い評価を得ていることは素晴らしいことであると考えます。番組の詳細について触れると、本シリーズは現在シーズン2まで放送されており、シーズン3の制作も決定しています。20代から30代までの様々な職業の男性たちが集まり、1週間のシェアハウス生活を行いながら、デートやミッション等を通じて仲を深め、時に恋のライバルとして、時に自らの恋愛観や価値観をさらけ出せる気の置けない友人として、8人の絆が深まっていく様子を見ることが出来ます。構成上の素晴らしいポイントとしては、まずはスタジオで彼らの行動や言動を評価したりリアクションしたりするタレントが存在しないことです。日本の恋愛リアリティショーにはこの文化が必ずと言っていいほどありますが、私自身はいち視聴者として、このタレントたちによる、対立を扇動したり特定の人物を取り上げてコメントするようなシーンに違和感や不満感を抱いていました。この番組では彼らの生活の様子を隣で見守るかのように、その恋愛の過程を同じ温度感で見守ることができます。