メトロに伝えたいこと(300)
半蔵門線は私の青春だ。中学校入学から約9年間、ほとんど毎日利用している。鉄道車両やホーム、そして改札を抜けた景色まで、他社にはない洗練性が魅力だ。全ての利用者にとって、地下鉄による移動さえも思い出の1ページとしてしまう唯一無二の存在だ。貴社に入社した暁には、私が享受してきたワクワク感をさらに拡張し、誰もが「利用してよかった」と思える地下空間を創出したい。安全面はもちろん、利用者のニーズを汲み取って駅構内や地下街を充実させ、単なる移動手段としての枠組みを凌駕するほどの付加価値を提供する。コロナ禍を経て「移動」が軽視される今だからこそ新たな視点から切り込み、東京を世界一の都市にする一翼を担いたい。