あなたがこれまでに最も達成感を得た経験について、なぜ達成できたかの要因を含めて教えてください。
企業とゼミのイベント企画・運営において、リーダーの立場でチームメンバーとイベントの集客数向上に取り組んだ経験である。複数回イベントを開催し、最終的に過去イベントと比較してもはるかに多くの集客数を獲得できた。これは、チーム全員が共通認識をもって徹底的に質にこだわって最後までやり抜いたことが達成要因として考えられる。ここでは企業イベントをチームメンバーが企画し、案は上層部の許可が下りれば開催できるものである。しかし1回目の企画報告会では案が白紙に戻され、厳しい言葉をいただいた。原因はチーム内でやる気の差があることで偏った不足の多い案になり、聴く側に熱意が伝わらなかったことであった。そこで私はリーダーとしてチーム内での作業負担の差が無いよう共有アプリで進捗管理を徹底する他、議論では全員が意見を否定しない雰囲気作りや、企業の方から常にFBをいただくことでモチベーション管理を徹底した。その結果、チーム全員が案に対して一切妥協しなくなり、アンケートなどを実施して顧客ニーズに寄り添った企画を徹底的に行うことで上層部にも案が認められ、イベントは成功した。私は他者との協力で個人では得難い達成感を味わえることを学んだ。
あなたが失敗から学んだことと、それを活かした経験について教えてください。
私は大学1年生から続けている個別指導の塾講師の経験から「情報に惑わされずその状況にあった分析から解決法を導き出す必要性」を学んだ。私は塾講師として生徒のテストの成績向上に注力した。しかし、私は塾講師を始めた当初、マニュアル通りの教え方に固執する他、参考書頼りになってしまい、生徒や保護者の期待に応えることができず、担当講師を変えられてしまうことがあった。そこで私は今までの指導方法を変え、その子に合った指導をするように意識を変えた。成績不振の原因は生徒自身にも理解できていなかったため、私は授業時間外も使ってそれぞれの生徒と話し合いを重ねてコミュニケーションを大切にした。その際に現状の生徒の性格や考え方、問題の解き方の癖をよく観察して、その子に合った問題を他の講師の方とも相談をしながら作成してきた。その結果、担当生徒のテストの点数を20点以上伸ばすことができ、生徒や保護者からも感謝の言葉もいただくことで改めて冷静な分析から適切な解決法を導く大切さを実感した。私はこの経験から受験生の合格サポートや、ゼミなどの課題に対して取り組むチームでの活動においても学んだことを活かして日々取り組んでいる。
日本総研のITソリューション部門を志望する理由を教えてください。
私は顧客や社会に対して必要不可欠な金融×ITの技術を通じて新しい価値を提供したいと考えており、そのために貴社を志望する。貴社はSMBCグループのIT部門を担当し、社会的影響度の高い金融システムの構築に携わる環境に魅力を感じている。ITの領域は多岐にわたり、特に金融システムは個人や企業の財務に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、間違いが許されない世界であり、責任度が非常に高い事業領域である。そこで私は、貴社が築いてきた信頼に応えるとともに、金融×ITの組み合わせで社会に新たな価値を創造する人材になりたいと考えている。また、社員の方から若手からPMとして挑戦できると伺ったため、ゼミでリーダーとしてチームをまとめた経験や、塾講師として課題に向き合い解決に導いた経験を活かして、若手からPMとして先導していきたい。入社後は技術、金融知識、人間力を総合的に高め、貴社および社会の発展に貢献していきたい。