25年卒
男性
- 目白大学
ES情報
研究テーマ
主題:就職活動経験者の困難な目標への対処方略と適応的諦観が就職活動・就職活動不安に与える影響
概要:就職活動を経験したことのある大学3・4年生と社会人を対象に、目標を調整したり、自身の状況を顧みることが就職活動の諸状況においてどのような影響を与えるのか検討しました。就職活動期の大学生は、将来に対する否定的な見通しや絶望感などから、就職不安を抱えて活動に困難さを抱えているとされています。そのための対処として、目標について再度調整することや、今現在の自己や状況について振り返、諦めながらもそれを受け入れること(適応的諦観)が方法の一つとして考えられます。また先行研究では、過去の自分を振り返り、頑張った経験を想起してもらうことで前向きに就職活動に取り組むようになると指摘もされています。
したがって本研究では、就職活動を経験したことのある大学生・社会人を対象に、困難な目標への対処方略と、適応的諦観が就職活動と就職活動不安にどのような影響を与えているのかについて検討しました。解析には統計的手法を用いて、目標を調整したりすることや、自身の状況を顧みて受け入れることの掛け合わせが就職活動の諸状況についてどのような影響を与えているのかを明らかにしました。
結果からは、適応的諦観と目標を追求し続けることの掛け合わせが、自己や職業について理解を深めていくことに影響を与えていることが示されました。これについての考察は現在検討中ですが、今後どのようにこの結果が活かせるかについては、就職活動早期から、集団レベルでは授業内のグループ活動等心理教育を通して、個人レベルでは、心理検査や学生相談・キャリアカウンセリングの活用を促すことが自己への理解の促進や、就職活動中の精神的健康の維持に繋がると考えられます。
自己PR
私は、協調性を持ちつつ、自己主張することができます。大学に入った学部1年の頃は、他者の意見を受け入れず、自己主張だけをしてしまい、何度か失敗してしまうことがありました。しかしながら、これまでの失敗経験を活かし成功できた事例がありました。それは昨年アルバイト入社したベンチャー企業でのことです。そのベンチャー企業は中学校向けのキャリア教育という新しい事業に着手していたので、アルバイトの私も度々会議に参加させていただいていました。そこでは社長から直接意見を求められることが多かったため、社長や社員の方の考えを聞き、理解した上でプランの提案などを行っていました。その後そのプランは採用され、学校から問い合わせが来るようになりました。このような経験から入職後も、職員間の意見や考えをしっかりと聞いた上で、自身の意見も発信して、利用者の方の福祉に貢献できるよう努めたいと考えています。