製品開発職
26 年卒
男性
- 千葉大学
面接情報
最終面接
基本情報
場所 | web |
時間 | 30分 |
社員数 | 2人 |
学生数 | 1人 |
結果通知方法 | 電話 |
質問内容・回答
①自己紹介をお願いします。
本日は貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございます。〇〇から参りました、〇〇と申します。
学生時代は〇〇コースに所属していたため、4大力学や製図等を学びました。研究室では医工学の色の強い研究室へ進み筋肉系疾患の簡便な診断装置の開発に取り組んでおりました。また、趣味で大学からフルマラソンを始め、アルバイトでは個別指導の塾講師やアパレルブランドの販売員に力を入れて取り組んでまいりました。本日は中でもフルマラソン挑戦の過程で培った、私の強みである苦しいことにも挑戦する力、そして一度決めたことを継続する力をお伝えできればと考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
【深掘質問】
マラソンすごいですね、なぜ始めたのですか?
【深堀質問回答】
心身ともに困難な状況を乗り越え、やり切った際の達成感が非常に好きだからです。マラソンで自己ベスト更新に挑戦するためには、日々のトレーニングを継続させることに加え、大会当日30キロ地点を超え、心身ともに苦しい中でも折れない強い気持ちが必須になります。この心身ともに限界を迎えながらもやり切った際の達成感は、マラソン以外では得ることができないと考えており、マラソンに挑戦を始めました。
②研究内容を教えてください。
私は電気的なツールを用いた〇〇という疾患の診断装置開発に取り組んでおります。〇〇とは加齢に伴い筋肉量、筋力、身体機能が低下してしまう疾患です。従来の診断では、浮腫のある人の筋肉量を過大評価してしまう点や、測定者によって診断結果がばらばらという問題があります。
そこでこの課題を解決するために私は、浮腫に影響されないかつ、定量的に筋量を測定する実験を考案しました。1から始めた研究であったため、企画、仮説立てからセンサーやプログラムの改良、健常者実験から患者様の測定まで、一貫して行いました。企画部分では、実用化した際の市場規模を定量的に予測し、販売先やエンドユーザーは誰なのかと言ったところまで絞ることで、研究の最終ゴールの解像度を非常に明確にしました。またセンサー設計では、看護師やセンサー会社へヒアリングを行い、現場のニーズを最も満たせる仕様の決定に注力しました。現在は,健常者の実験で、診断に必要な筋肉量の評価に成功したため、患者様の測定を進めております。
③どんなサークルで、その中での役割はなんですか?
○○研究会という、布1枚から服を作り、ファッションショーを行うサークルに所属しておりました。特に役職はなく、デザイナーとして、自身で計画するところから、布を買いに行き、制作し、ファッションショーに出るところまで行いました。
④キャリアプランがあれば教えてください。
御社でのキャリアのゴール、夢として「先進国,途上国,新興国等、地域ごとのニーズを組んだ装置をそれぞれ開発し、世界中のすべての地域に医療を届けたい」という考えがあります。
そのためには、国内外のニーズを正確に汲み取る上、世界中から最適な共同研究先を選定する「ビジネス的視点」が大切です。そしてそのニーズを開発へと反映することのできる「技術力」、加えて医療最先端の米国や、市場の拡大が著しい新興国の方々と円滑にコミュニケーションが行える「英語力」の3点が重要と考えております。
これらの力を養うため、10年後に「プロジェクトの開発リーダー」を目標としております。プロジェクトリーダーになることで、社外パートナーの選定や他職種との関わりが増え「販売戦略等のビジネス視点」を養うことができると考えております。また、複数の専門のエンジニアをまとめることから自身の専門に加え、エレキやソフトウェア、光学等の知識を養うことで、メカトロニクスエンジニアとなり活躍できると思います。
さらに、このビジネス視点、メカトロニクスエンジニアとしての基盤を築くために、5年後までに「担当製品を上市させること」を目標としております。
製品の上市まで行うことで、開発プロセスを学びながら、いつ誰とどのようなことを検討しながら進めていくのかといったようなスケジュール感や、国や地域特有のニーズを分析する力を学ぶことができると思います。また,自身の専門を深めると同時に、会議の中で他専門の人との話を理解できるレベルまで知識や技術を身につけることができ、メカトロニクスエンジニアとしての基盤を築くことができると考えております。
このキャリアパスを描くために、1年目からシスメックスカレッジのビシネス実務の研修に参加したいと思っております。また、風通しのよく質問しやすい御社であるからこそ、チーム開発で貪欲に知識や技術力を学び、そして自主学習で実践で使える英語でのコミュニケーション能力を向上させることにより、最終的な目標を実現したいと考えております。
面接詳細情報
面接官の社員の特徴 | 人事と製品開発の偉い方(役職不明) お二方ともスーツ 人事は女性で40歳前後 製品開発職の方は50から60歳 |
面接官の印象 | 一、二次面接と比較すると笑顔は少なかったが、それでも他企業と比較すると厳しい形ではありませんでした。 |
学生の服装 | スーツ |
面接の雰囲気 | 社員の方の体験談もお聞かせいただき、「大変だよねー」といったアイスブレイクも行われていました。キャリアパスを話した際は、「よくわかりました。」と言っていただけました。 |
評価されたと感じたポイント | キャリアパスが非常に評価いただけたと感じます。統合報告書や説明会、座談会等を通じて情報収集し、実現可能かつ企業のビジョンとマッチしたものを書いたことから、志望度の高さと論理的な目標への道筋を描ける力を示すことができたと考えます。 |
対策やアドバイス | 一貫して、笑顔での印象と企業研究が非常に重要であると感じます。企業研究はIR情報の中の統合情報書をよく読み込み、今後企業が何に力を入れていくのか、最近行ったM&Aはなんなのかと言った内容をインプットしておくことで、予期せぬ質問にも答えられると思います(ex,最近気になる医療機器業界のニュースは?等)。キャリアパスの書き方では、夢、10年後、5年後というふうに分け、夢の達成に必要な因子を10年目の経験で養い、10年目の目標の達成に必要な因子を5年目で養い、といったようなステップで作るとわかりやすいと考えます。 |