はじめに
本記事ではアクセンチュアの内定者が提出したエントリーシートを元に書き方や面接のポイントをご紹介します。
アクセンチュアは総合コンサルティングファームとして世界的に有名な企業です。
それだけではなくIT分野での新規開発や導入、それらを活用したデジタルソリューションの迅速な提供が魅力と言えるでしょう。
本記事では提出されたエントリーシートに加え編集者が独自に調査をおこない、記事を執筆しております。
エントリーシート作成のポイントや面接の注意点を詳しく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
アクセンチュアの頻出質問事項
出典元:アクセンチュア
アクセンチュアでよく問われる質問事項は以下の内容が多いです。
Q1.学生時代に頑張ったこと・力を入れた事
Q2.志望動機
Q3.逆質問
口コミでも上記質問をされたといった内容は多く見られました。
基本的な質問内容ではありますが、気を付けたいポイントはアクセンチュアがコンサルティング企業である点です。
コンサルティングにおいて、クライアントにわかりやすく論理的に伝えることが求められます。
簡潔に伝えることで時間の短縮になったり、議論点が明確になりクライアントに対する説得力を高めたりする事ができます。
長々と説明するのではなく要点をまとめたシンプルな内容を意識してみてください。
学生時代に頑張ったこと・力を入れた事や志望動機を書き込みたい気持ちはわかります。
しかし、盛り込みすぎるとなにを伝えたいのかがわからなくなってしまうケースが考えられます。
その場合どんなに良い経験をしていてもアピールを活かせません。そうならないためにも、順序だてたわかりやすい内容にするとよいでしょう。
また内定者のエントリーシートを見ると逆質問に面接時間の多くを割いているようです。
そのため事業内容や企業理念、今後の企業展開などできるだけ多くの逆質問を考えておくことをおすすめします。
そこからさらに深堀した話をすることができれば好い印象を与えられるはずです。
そして面接に関する口コミで印象についてもよく見られました。
内容はフィードバックを受けた内容に働いているイメージができた、聞く姿勢が好奇心に溢れていたといったものでした。
クライアントに良い印象を持ってもらうためにも印象は大事なはずです。
友達や先生に手伝ってもらったり、鏡を使ったりして自身で練習するといいでしょう。
質問内容は基本的な内容になるでしょうが、アクセンチュアはコンサルティング企業であることを意識し、簡潔で伝わりやすい内容を意識してみてください。
アクセンチュアの内定者エントリーシート一覧
ビジネスコンサルタントを志望する理由をご記入ください。(200文字以下)
お客様のことを理解した上で、クライアントの中では解決できないような複雑なビジネス課題に対して先端テクノロジーを用いて解決して変革を生むことができるからです。
また、私は学生時代に友人とカードゲームを開発し販売した経験があります。新たな事業に試行錯誤しながら成功した経験はこの職種で求められる変革をもたらすことに役立つと考えます。
就活軸についてご記入ください。(400文字以下)
私の就活軸はプロとして首尾一貫したサービスを提供することです。
私は塾講師として生徒の指導や進路相談を行った経験があります。この際に必要とされていたことは生徒のことをよく知り、ニーズとしての目標や学力などの現状を認識し、アドバイスすることでありました。また、解決策を示すだけにとどまらず目標を一緒に達成することを心がけました。
生徒の意欲を向上させるためにはその生徒に合わせた方法を確立することが肝心であり、生徒のことをよく知り一人ひとりに合わせた指導を行いました。このような指導の結果生徒の意欲を向上させて成績アップや志望校合格を達成することができました。
私はこのような経験から、プロとしてソリューションを提供しそれを実現までもってくる仕事を行いたいと考えています。私は貴社で顧客の課題を解決までもっていける首尾一貫したサービスを提供したいです。
アクセンチュアを「社員一人ひとりの自己実現のプラットフォーム」と考えたとき、あなたの就職軸に沿ってアクセンチュアを志望する理由をご記入ください。(400文字以下)
貴社に身を置くことで、私は自分のビジョンである「不」のない社会を創ることを達成できると考えているためです。
社会には不安、不満、不便などの課題があります。この先進化が期待される「IT分野」×「発想力」という自分の強みにより不が解消された閉塞感のない社会を創り上げたいです。
実現のため2つの軸を掲げています。
1つ目は野心を持って常に上を向けるか。現状にとどまらずに、課題に取り組み想像以上の未来に挑み続けたいです。
2つ目はIT分野の新境地に挑戦できるかです。ITは今後の社会に不可欠なものとなる。そのため、この分野との組み合わせにより、実現可能性が広がると思います。
貴社はコンサルタントとして答えの無い課題に挑戦し続けている点と社会のDXに取り組みITの先駆者を目指す点が自分の2つの軸を満たしていると考えます。元々総合ITコンサルティングファームで世界最大規模を誇っていた貴社だからこそ実現できると考えおり、私はその一翼となるよう貢献したいです。
アクセンチュアのESはここを対策しよう!
アクセンチュアのエントリーシートを書く上で意識したいポイントは論理的で簡潔な内容と言えるでしょう。
コンサルティングにはクライアントとの打ち合わせや対応が必要です。
その際にわかりやすく順序だてた説明ができれば、複雑な問題を簡潔に伝えることで問題点をわかりやすくしたり、論理的な説明は説得力を高めクライアントが確信をもって意思決定をするための後押しができます。
アクセンチュアもコンサルティング企業のため例外ではないはずです。内定者のエントリーシートや口コミでも論理的に説明するよう意識したといった内容をよく目にしました。
しかしどうやったら簡潔で論理的な説明ができるかわからない方もいるのではないでしょうか。
例えば、簡潔にする方法として結論ファーストがあります。これは最初に結論を伝え、次にその結論に至った理由と具体例を書き、最後にもう一度結論を伝えるといった方法です。
このように順序だてて説明することで採用担当者に何を伝えたいのかがわかりやすくなります。
また5W1Hで書く方法も有効ではないでしょうか。自身が・何を・いつ・どこで・なぜ・どのようなことをしたのかを順番に説明することで採用担当者にわかりやすく伝えることができます。
これらを意識した上で、アクセンチュアの企業理念に沿った内容にできれば更に良いエントリーシートにできるでしょう。
企業側としても自社の理念にあった人材を求めているはずです。自身の経験が企業理念のどれにあっているかしっかり確認し、エントリーシートを作成することをおすすめします。
コンサルティングにはシンプルでわかりやすい説明が求められることが多いため、エントリーシートの作成もこれらを意識した内容にするといいでしょう。
ポイント
- ・エントリーシートは論理的で簡潔な内容にする
- ・志望動機や学生時代に頑張ったこと・力を入れたことは企業理念とマッチしたエピソードを入れる
- ・逆質問を可能な限り多く考える
- ・印象も見られているはずなので聞く姿勢や雰囲気を意識する
- ・笑顔で明るくハキハキと喋る
さいごに
こちらの項目ではアクセンチュアのエントリーシートの作成や面接の注意点などについて解説いたしました。
あらためて重要なポイントをおさらいしましょう。
ポイントは論理的かつ簡潔な内容です。
アクセンチュアはIT分野でも人気ですがコンサルティング企業でもあるため、その特性上簡潔で伝わりやすい内容にまとめる必要があるでしょう。要点がまとまっていない内容は抽象的になってしまい、相手に何を伝えたいのかがわからなくなってしまう可能性があります。
そうならないために相手にわかりゃすく順序だてた説明を心掛けてみてください。
そして相手に好印象を与えることも忘れずに。
堂々と明るく大きな声での受け答えを意識しましょう。
上記を意識してこれまで経験してきたことや頑張ってきたこと、どのように企業に貢献できるかといったアピールポイントを伝わりやすく書けるはずです。
本記事のポイントやアクセンチュア内定者のエントリーシートを参考にしながら、自身の強みや長所を精一杯、熱量を込めてアピールし内定を掴み取りましょう。
本記事をお読みの皆さんの就職活動が上手くいくことを心から応援しています。