記事更新日:2024.11.09
【エントリーシート通りの回答はNG?】伝え方やコツを徹底解説!

はじめに

面接練習の光景

「面接官からの質問はエントリーシートの内容を暗記すればいいの…?」

面接は事前に提出したエントリーシートに沿った内容になるため、回答もエントリーシートと同じでいいと考えてしまう人がいます。

しかし、面接で全く同じ内容の受け答えをするのはもったいないです。

今回は面接時の話し方、質問に対する回答内容についてポイントごとに解説します。

この記事を読むことで、エントリーシートの内容を面接官へより詳しく伝えることができ、しっかりと自分をアピールできる力がつくでしょう。

面接官がみているポイントも解説しますので、自分を客観的にみながら、面接のコツを習得していきましょう。

エントリーシート通りに答えるのは問題ないの?ポイントごとに徹底解説

結論をいうと、エントリーシート通りに答えるのは問題ありません。

むしろ、エントリーシートに沿った内容で答えるといいでしょう。

しかし、気を付けるべき点があります。

それは、「質問に対する回答の伝え方」と、「面接官が何をみているかを把握する」という2点です。

2点を意識するだけで、面接時の印象も良くなります。

また、より有効的に自分をアピールできるでしょう。

重要なポイントごとに詳しく解説していきますので、エントリーシートを手元に置きながら確認していきましょう。

重要なのは「伝え方」

「伝え方」を重要視している理由は、自分で自分をアピールできる場だからです。

面接時間と同じように、エントリーシートに書ける内容は限られています。

そのため、面接時にエントリーシート以上の内容をどれだけ伝えられるかがポイントです。

言葉が多すぎても少なすぎてもいけません。

限られた時間の中で分かり易く、必要な情報を伝えることを意識しましょう。

「伝え方」のポイントを4つ解説しますので、自分のエントリーシートと重ね合わせながら見ていきましょう。

エントリーシートと整合性のある内容にする

エントリーシート通りの内容に沿っていれば、多少言い方を変えたり要約したりするのは問題ありません。

意識すべき点は、エントリーシートと面接時に伝える内容を、整合性のある内容にすることです。

あくまでも、面接はエントリーシートに沿って進行しましょう。

事前情報について深堀りされる心構えでいるといいです。

面接官が理解しやすい回答にするためにも、整合性のある内容を答えることを意識しましょう。

エントリーシートの内容に補足するのはOK

全く同じ文章や内容で質問に応じるのはおすすめできません。

しかし、エントリーシートの内容を補足するのはOKです。

なぜなら、限られた文章で書かれた内容を面接で補足することにより、面接官は具体的な想像ができるからです。

エントリーシートに過去自分が力を入れて頑張ったことや、経験などの事実を書いたなら、その事実によって得られた成果や考えたことを話しましょう。

エントリーシートに経験や成果をまとめて書いたなら、成果や得た経験を応用したことについて話すのもいいでしょう。

エントリーシートに書いた文章をもとに、より具体的な内容を話すことを意識してください

エントリーシートの丸暗記はNG

エントリーシートに沿った内容で答えるのは問題ないですが、一言一句文章を覚えるのはNGです。

面接はコミュニケーションの場なので、いかにエントリーシートの内容を自分の言葉でかみ砕き、分かりやすく伝えられるかがポイントです。

緊張するからこそ暗記という下準備をしてしまうと、面接という絶好の機会を無駄な時間にします。

また、文章の丸暗記での質疑応答では、人間性が見えてきません。

面接は自分という人間に興味を持ってもらう時間なんだという意識で臨みましょう。

全く違う内容はNG

エントリーシートと整合性のある内容にするのは問題ありません。

しかし、新しい要素や全く違った内容を話すのはおすすめしません。

自分という人間を知ってもらうためには、多くの情報が必要です。

とはいえ、面接は限られた時間の中で実施されるため、やみくもに情報を増やしすぎると面接官の理解は追い付かなくなります。

面接は限られた情報をどれだけ濃い内容で話せるかがポイントです。

選考するための材料は多いに越したことはないですし、伝えたいことが多いのはみんな同じです。

ただ、忘れてはいけないことは面接の時間だということです。

面接時間という周りの就活生と同じ条件のもと、より具体的な内容で話すことを意識しましょう。

面接対策をしよう!

面接対策として、2つの方法を紹介します。

さまざまなパターンや情報を知ることで、面接で使える知識が増えてきます。

例文や過去の事例などを調査しながら、自分と置き換えて考えるのもいいでしょう。

対策をしておけば確実に有利になるはずなので、しっかり準備しておきましょう。

人によって対策方法は異なりますし、ここでは紹介しきれない対策はたくさんあります。

参考として、下記2つの対策から始めてみましょう。

yahoo知恵袋の回答検索で、さまざまなパターンを研究

yahoo知恵袋は多くの質問が寄せられる場所です。

質問に対しての回答が寄せられており、知恵袋の回答を検索することで疑問が明確になることがあります。

自分の欲しい回答が見つかるでしょう。

単語で検索をかけるよりも具体的な質問ができるので、少し言い方や言葉を変えるだけでさまざまなパターンの回答がヒットします。

質問のパターンを色々用意してみましょう。

「対策方法が漠然としていて、実際に何をすればいいのか分からない」

「どこから手をつけていいのか分からない」

このような方たちは、まずはyahoo知恵袋で検索をかけることをおすすめします。

エントリーシートと履歴書の違いを知る

書類の違いを知ることにより、書類を書く上での意識が変わります。

エントリーシートは選考するのに必要な書類であり、履歴書は人事データとして必要な書類という点で大きな違いがあります。

履歴書は名前や住所、年齢や免許などの人のデータとして必要な書類です。

一方でエントリーシートは、人柄を知るために必要な書類です。

履歴書のように事実としての情報はもちろん大切ですが、エントリーシートで最も重視されているのは、「どんな人間なのか」です。

過去の経験などの事実と、その経験からどのように自分という人間が構成されたのかなど、選考してもらうための材料をたくさん用意しましょう。

面接官は何をみている?伝え方のコツはなに?

面接をする上で大切なポイントは面接対策はもちろん、面接する側の意図を読むことです。

相手が知りたい情報や欲している情報を事前に用意することで、より効果的に面接官に自分をアピールできます。

相手が求めていない情報を与えてしまうとマイナスな印象になってしまうでしょう。

これから紹介する4つのポイントを押さえながら実際に面接練習をしてみましょう。

情報の取捨選択を間違えないようにする

情報の取捨選択を間違えると、面接官に自分の伝えたいことが伝わりません。

まず何を一番伝えたいかを明確にしてから情報を整理しましょう。

エントリーシートの内容を補足するにしても、余計な内容を加えては意味がありません。

軸になる内容をさらに具体的にすることを忘れないでください。

例えば、自分の伝えたい強みについて話した時に事実や過去の経験談が多いと、必然的に事実や過去の経験談の印象が強くなってしまいます。

伝えたいのは自分の強みです。

経緯も大切ですが、そこから得た強みが何に生かせて、自分をどういう人間にしてくれたのかという内容を増やしましょう。

そうすれば人間性がより伝わります。

文章構成をする時は、伝えたい部分の割合を多くすることを意識しましょう。

要約しすぎない構成を考える

経緯が短く、結果だけを多く語るのはよくありません。

エントリーシートという事前情報があるとはいえ、言葉を省きすぎては伝えたいことが伝わりません。

例えば、「部活に力をいれていました」という流れから、急に「持ち前のリーダーシップを生かして仕事に取り組みたいです」と言われても、いまひとつ内容に一貫性がありません。どんなふうに部活を頑張っていたのか、どんな経験がリーダーシップというスキルに繋がったかという点も伝えるのが重要です。

事実や過去の経験を伝えるには、辻褄をしっかり合わせるのが重要です。

話が飛んだり、急に展開が変わったりすると、聞き手にとっても内容の整理がしづらくなります。

客観的に自分の話を整理しながら、話の流れが途切れない構成を考えましょう。

表情や話し方を練習する

どれだけ上手く文章の構成ができたとしても、話し方が上手くなければ印象が左右されてしまいます。

文章の内容に合わせた表情や、話すスピードなどの練習も欠かさずに行いましょう。

基本的にはどんな内容でも、明るく元気に話すことを意識してください。

それだけで第一印象が抜群に良くなります。

また、目線も前に向けましょう。

面接官が複数人いた場合には、一度は全員と目線を合わせることを意識してください。

エントリーシートを見ていて目線が合わない面接官もいるでしょうが、「あなたに話しています」という意識を全員に向けることで、聞き手に話が伝わりやすくなります。

単純で当たり前のことですが、本番は練習と空気が違います。

普段通りの姿勢をいつでも再現できるように練習を重ねていきましょう。

質問に対する正しい回答をする

エントリーシートに沿った面接となるので、多少内容がずれていても話の意図は伝わります。

しかし、質問に対して正しい回答になっていなければ質疑応答は成立しません。

つまり、会話が成立しないということです。

コミュニケーションの場ということを忘れずに、質疑応答というより会話することを意識して面接に臨みましょう。

例えば、「あなたの強みはなんですか」と聞かれた時に、「アルバイトをしてコミュニケーション能力を向上できたことです」という回答をしてはアルバイトをして得た成果についての回答になってしまいます。

正しい回答は、「アルバイトで培ったコミュニケーション能力を生かし、常に相手の立場を考えることで客観的に物事を見られることです」となります。

質問の意図を正しく捉え、「会話」を成立させることを心がけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

面接対策について押さえておくべきポイントや、注意すべきポイントについて解説してきました。

エントリーシートと面接、それぞれの重要性がわかる内容でしたので、具体的な面接対策のイメージができたでしょう。

面接対策をすると、自然と自分と向き合う時間が増えます。

向き合えば向き合うほど勝負できる材料が増えるので、しっかりと下準備をした上で面接に臨みましょう。

この記事をきっかけに、みなさんが志望する企業へ就職できることを祈っています。

最後まで諦めずに頑張ってください。

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