記事更新日:2025.03.04
ChatGPTを使ってエントリーシートを作成していいの?活用方法や注意点を解説!

はじめに

エントリーシート作成中の女性の手

近年ではAI生成ツールの発展が著しく、AIに指示を与えるだけで文章を作成できるようになっています。

そんなAIツールの中でも話題になっているのは、ChatGPTを始めとしたAI生成ツールです。

就職活動においてもエントリーシートを作成する際にChatGPTが使用できる場合があります。

ChatGPTを活用すれば、画像のように志望動機を書くことも可能です。

ここではChatGPTを使用したエントリーシートの作成方法や、ChatGPTを使う上でのメリット、注意点などを紹介します。

ChatGPTとは?

ChatGPTとはAI生成ツールであり、高度なAI技術を駆使してクオリティの高い文章が作成可能です。

開発・提供しているのはアメリカのOpenAI社です。

2022年に公開され、無料で使用できることも相まって注目が集まっています。

2024年時点では無料版のChatGPT3.5、有料版のChatGPT4.0がリリースされており、どちらのバージョンも様々な用途に使用されています。

ChatGPTを使って会話を楽しんだり、調べものをしたり、ブログを書いたりするなど活用の幅は様々です。

元々学習済みのAIではありますが、さらなる学習をさせることでより適切な回答が可能になります。

引用画像:ファイル:ChatGPT logo.svg – Wikipedia

ChatGPTでエントリーシートは書けるのか?

実際のところChatGPTでエントリーシートを書くことが可能なのか疑問に思う方もいるでしょう。

そこで実際にChatGPTを使い、エントリーシートを書いてみました。

ここではアルバイトを例に学生時代に力を入れたことを、ChatGPTに作成してもらっています。

ChatGPTが作成した例文

作成された文章学生時代のアルバイト経験を通じて、コミュニケーションスキルやチームワーク力を養うことができました。特にカフェでのバリスタとしての経験では、高い品質のサービス提供や忙しい環境下での効果的なチームワークが求められました。これらの経験を通じて、責任感や柔軟性、問題解決能力を向上させ、今後も仕事において成長していきたいと考えています。

上記の文章は、ChatGPTに作ってもらった文章です。

AIに任せれば上記のような文章を瞬時に作れます。

大幅な時間短縮に繋がるでしょう。

しかし、上記のような文章では伝えたいことがはっきりせず、採用担当者には響かない可能性が高いです。

よって、ChatGPTに細かく指示を与える必要があります。

指示のことをプロンプトといいますが、ここでは指示文で説明します。

指示文を与えることがAIの学習に繋がり、本当の人間が書いたようなエントリーシートを作り出します。

下記に指示文の例を表記しますので、参考にしてみてください。

指示文指示文の内容
依頼あなたは就職活動におけるエントリーシート作成のプロです。エントリーシートの作成をしてください。
情報応募先の企業は株式会社〇〇です。希望職は〇〇職です。希望部門は〇〇部門です。
条件ですます調を用いて400文字前後で記載してください。専門用語は使わないでください。結論を最初に書いてください。
盛り込み内容カフェでアルバイトしていた経験を盛り込んでください。売上を50%伸ばしたことを盛り込んでください。

指示文を一部使用し、1度chatGPTで学生時代に力を入れたことを題材に志望動機を書いてもらいましょう。

ChatGPTが作成した例文(プロンプトを変更)

作成された文章株式会社〇〇の〇〇職に応募し、〇〇部門での活躍を目指しています。カフェでのアルバイト経験から、顧客サービスやチームワークを磨きました。また、売上を50%伸ばすという目標に向けて、毎日の呼び込み活動に積極的に取り組みました。その結果、売上を大幅に伸ばすことに成功しました。カフェでのアルバイト経験から培った顧客対応力やチームワーク能力を活かし、〇〇職での業務に臨みます。売上の向上に貢献した経験から、〇〇部門においても目標達成に向けて積極的に行動します。自ら率先して課題に取り組み、チーム全体を巻き込みながら成果を出すことを心掛けます。〇〇職での活躍を通じて、株式会社〇〇のビジョン達成に貢献したいと考えています。自己成長と会社の成長を両立させることを目指し、貴社でのキャリアを築いていきたいと思います。

細かく指示を与えたことで内容が細かくなりました。

与える情報が多いほど、正確で人間が書いたような文章が作れるようになるでしょう。

志望動機は多数の情報が必要になるため、ChatGPTでも作成が難しいものもあります。

一方で自己PRは作成がしやすい傾向にあります。

実際に指示文を入れて作ってみました。

ChatGPTが作成した例文(プロンプトで詳細に状況を指定)

指示文あなたは就職活動におけるエントリーシート作成のプロです。これからエントリーシートの記載にあたって自己PRを書いてもらいます。あなたの強みは企画力です。カフェのアルバイトをしていました。カフェのアルバイトで新商品を企画しました。ですます調を用いて600文字前後で記載してください。

専門用語は使わないでください。結論を最初に書いてください。

エピソードに一貫性を持たせてください。

作成された文章企画力を強みとして持ち、カフェのアルバイト経験を通じてその力を発揮しました。カフェでの勤務中、新商品の企画に携わり、成功裏に実施することができました。カフェでのアルバイトを通じて、顧客のニーズを把握し、新しい商品やサービスを提案することの重要性を学びました。その中で、自ら積極的にアイデアを出し、新商品の企画を行いました。周囲のスタッフと協力しながら、商品のコンセプトやメニュー内容を考え、試作を行いました。そして、お客様からのフィードバックを元に改良を重ね、最終的には成功裏に新商品を導入することができました。この経験から、企画力だけでなくチームワークやコミュニケーション能力も向上させることができました。新しいアイデアを出し合い、チーム全体で目標に向かって努力することの大切さを実感しました。今後も、企画力を活かして新しい挑戦に取り組み、成果を上げていきたいと考えています。そのために、貴社での活躍が自らのキャリアの一歩となることを期待しています。

不自然な箇所もありますが、土台となる文章はできていると言えます。

一から考えるより、このような骨組みがあるだけでもエントリーシート作成の大きな手助けになるでしょう。

エントリーシート作成でChatGPTを使用するメリット

実際にChatGPTでエントリーシートを書いてみました。

それによりChatGPTのメリットが見えてきました。

ChatGPTのメリットを3点紹介します。

引用画像:ChatGPTが就活でも 「志望動機を考えて」|NHK就活応援ニュースゼミ

作成時間が短縮される

AIで作成できる最大のメリットは、短い時間で文章を作成できることです。

そもそも時間がかかるのならChatGPTを使わず、自分でエントリーシートを書いたほうが速いはずです。

就職活動の期間は忙しくなりますし、企業の選考を受けるたびにエントリーシートを書く必要が生じます。

一つ一つを自分の手で書いていくと膨大な時間がかかりますが、ChatGPTが使えれば作成はスムーズです。

結果、企業研究に充てる時間が増えて多くの企業への応募が可能になるなど、相乗効果が望めるでしょう。

エントリーシートの作成が楽になる

エントリーシートを書いたことがない学生からすれば、ChatGPTでエントリーシートが作れれば大きな助けとなるでしょう。

ChatGPTで作成された文章を元に、自分で改めて文章を書くことも可能です。

指示さえ出せばすぐにエントリーシートが作ってもらえるので、ChatGPTを使って様々なエントリーシートを作成できます。

自分では考えつかない構成や文章を作成できることもありますし、アイデアの抽出としても使えるでしょう。

ChatGPTは無料

ChatGPTは無料で使用できるので、エントリーシートの作成ツールとして誰でも手軽に始められます。

この記事で先ほど書いた例文も、ChatGPTの無料版で書いています。

googleアカウントがあればすぐに作成できるのは、メリットでしょう。

エントリーシートの対策本は数多く販売されていますが、実際にエントリーシートを代わりに作成してくれるのはChatGPTだけです。

お金がかからず替えの効かないツールとして活用できるため、使いこなせば就職活動に対する強力な武器となるでしょう。

ChatGPTでエントリーシートを作る際の注意点

一瞬でエントリーシートを作れるChatGPTですが、注意点も存在します。

ChatGPTがあればエントリーシートは問題ないかというと、決してそんなことはありません。

注意点を把握してChatGPTを使いこなす必要があるでしょう。

文章が曖昧なことがある

ChatGPTで生成された文章は内容が曖昧で、機械的な文章になりがちです。

言葉の表現が間違っている場合もあるため、作成された文章をそのまま使うのは避けるべきです。

指示文を入れても思うような文章を作ってくれないことがあり、具体性に欠けるケースは少なくありません。

文章の中で内容が被りがちになる

ChatGPTは情報量が少ないと似たような内容を繰り返し、文字稼ぎをしようとすることがあるため、よく見ると内容が被っていることがあります。

一見完成度の高い文章でも、よく読むと内容が重複する箇所が多く、企業側に響かないこともあるでしょう。

ChatGPTに文字稼ぎをさせないためにも、情報をできる限り多く与えましょう。

指示文を突き詰めていけば、自ずとクオリティの高いエントリーシートに近づいていきます。

自分でエントリーシートを書く能力が低下する

ChatGPTは便利なツールですが、ChatGPTに頼ってばかりだと自力でエントリーシートを書く能力が失われる可能性があります。

伝える能力が低下してしまい、コミュニケーション上で今後支障が出てくることが懸念されます。

また、エントリーシートで書かれた内容を面接で深掘りされた際に、答えられないことも考えられます。

ChatGPTにすべて任せるのではなく、自分自身が内容を把握する必要があるでしょう。

情報が古い場合がある

ChatGPTは常に最新の情報をアップデートしているわけではありません。

2024年2月時点で2022年1月に起きた出来事までしか答えられないため、情報が古いままエントリーシートを作成してしまうリスクがあります。

ChatGPTに志望動機を書いてもらう際に、企業の情報が古いまま書いてしまう恐れがあるため、作成された文章が正しいか確かめる必要があるでしょう。

ちなみに有料版のChatGPT4.0では、2023年以降の質問をすると検索して回答してくれます。

ただし、英語での回答となるので実用性は低いでしょう。

引用画像:チャットGPTの情報が古い&いつまでの情報で回答するのか?2024年最新情報に対応する? | アプリポ (downtownreport.net)

参照ページ:ChatGPTは就活に使用できる?踏まえておくべきメリット、デメリット | Indeed (インディード)

chatGPTは補助として活用する

chatGPTはエントリーシート作成に便利なツールですが、作成したエントリーシートのまま企業の選考を通過するのは難しいです。

chatGPTはまだまだ人が書いたような文章になりづらく、淡泊な文章の場合が多いです。

chatGPTで作成された文章を参考にしながらエントリーシートを完成させるほうが上手にできるでしょう。

chatGPTはあくまで補助ツールとして活用し、基本的には自分の力でエントリーシートを作ってください。

アイデアを出すツールとしてはこの上なく優秀ですので、使い方次第で納得のいくエントリーシートができるでしょう。

まとめ

chatGPTをうまく活用すれば、エントリーシート作成の手助けとなるでしょう。

無料で始められるため、エントリーシートの作成に困っている方におすすめです。

とはいえ、chatGPTに頼り切りになるのではなく、あくまで補助的に使うことをおすすめします。

就職活動においては、最後は自分の力で伝える必要が出てくるからです。

chatGPTでいったんアイデアや土台を作ってから自分でエントリーシートを仕上げるといいでしょう。

メリットと注意点を把握し、企業に読まれるエントリーシートを作りましょう。

引用画像:ChatGPT(チャットジーピーティー):自然な対話と回答ができる、人工知能チャットボット | 知財図鑑 (chizaizukan.com)

他のおすすめ記事

icon

もっと見る