はじめに
この記事では、NTTデータフィナンシャルテクノロジーの内定者が提出したエントリーシートの情報をご紹介します。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーは証券やクレジットといった金融系のIT技術を提供する企業です。年収が高水準、福利厚生が手厚く研修体制がしっかりしていることから志望する人が多い企業のひとつです。
そういったこともあり、NTTデータフィナンシャルテクノロジーの就職難易度は高いと想定されます。
この記事では、内定者のエントリーシートについて独自に調査を行った結果についてまとめています。
編集者の視点でエントリーシート通過のポイントを詳しく解説していますので、他のサイトを確認した方も、最後まで目が離せない内容となっています。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの頻出質問事項
NTTデータフィナンシャルテクノロジーでよく問われる質問事項は以下の通りです。
Q1.趣味、特技
Q2.得意な科目・研究課題について
Q3.自己PR
Q4.ガクチカ
Q5.志望動機
問われるのは基本的な内容が多く、しっかりと準備していけば問題なく話せる内容でしょう。
しかし、NTTデータフィナンシャルテクノロジーにおける面接では、学歴だけではなくコミュニケーション力を重視します。
そのため、話す内容にコミュニケーション力をアピールする文を組み込んでおきましょう。
チームで働いていく力があるかどうかも見られるポイントなので、学生時代に周囲との連携により成し遂げたことがあればエピソードとして組み込むべきです。
また、NTTの関連会社が複数ある中、なぜNTTデータフィナンシャルテクノロジーを志望するのかという理由を、明確に答えられるようにする必要もあります。
自らのやりたいことと、企業でできることを上手くマッチングさせた答えを用意しておきましょう。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーの内定者エントリーシート一覧
趣味、特技についてご記入ください。(200字以内)
趣味はソフトテニスと旅行です。大学でソフトテニスの部活とサークルを両立しています。長期休みには最低1度は泊りがけの旅行に行くこともあります。
特技は初対面の人と仲良くなることです。友人から「懐に入るのが上手」と言われたこともあります。
得意な科目・研究課題についてご記入ください。(200字以内)
環境マネジメントをテーマとしたゼミに所属し、企業の社会的価値、CSRやCSVの概念の歴史から現在の具体的な取り組みなどをフィールドワークやディスカッションを通して学んでいます。
卒業論文では、農業分野において環境会計の導入が遅れていることに課題を感じ、どうすれば他業種と同じように普及させられるかを検討していく予定です。
自己PRについてご記入ください。(300字以内)
私の強みは、他者に寄り添いながら先導する力です。大学で所属する部活動で発揮されました。
部長を務めていた時に、部員間で練習に対して質重視派と量重視派で意見が対立した時期がありました。
そこで私は間に立ち、部員ひとりひとりと順に面談をしました。面談では、どんな意見もまず受け入れ、考えや求めるものを聞き出すことに注力し、相手の話が愚痴になりそうになった時は、全く別の話題を振って雰囲気を変えるなどをしました。
面談の結果、全員練習参加の日と自主練習の日を設ける折衷案の提案をし、全部員が納得できる手段を取りました。
貴社で働く際にも、この力をお客様、そしてチームメンバーの求めることをくみ取り実現することに活かしたいです。
ガクチカについてご記入ください。(700字以内)
大学のソフトテニス部の部長として、創部初の練習試合を主催しました。
コロナで関東リーグが中止となり、部全体が目標を失っていたことが要因で、一部の部員の練習の参加率が50%を下回っていました。
この状況に対して私は、公式戦再開時に結果を出せないという危機感を抱くとともに、部長として活発な部活動を取り戻したいと感じました。
そこで私は、部員に関東リーグに代わる目標と改めて試合の楽しさと緊張感を感じてもらう必要があると考え、他大学を巻き込んだ練習試合の企画を決意し、大きく3つの行動をとりました。
1つ目に、他大学との関わりがゼロの状態から、多くの他大学にSNSで連絡を取って参加大学や日程、会場等を決定しました。この時に、参加者の心理的モチベーションが最大化されるようレベル感が似ている大学に声をかける工夫をしました。
2つ目に、関東リーグに内容や雰囲気を寄せて緊張感を出しました。具体的には、本番を模した時間割、対戦表を組み、賞状の準備や審判の割り振りを行いました。
3つ目は、私の気持ちが部員の行動を動かすかもしれないという考えから、部活を立て直したい想いを部員たちに1か月間愚直に伝え続けました。
これらの行動の結果、練習試合開催の2か月前から全員練習に来るようになり、部は活発化しました。最終的に、練習試合には計6大学が参加し、我が部は2位となりました。
以降部員の練習参加率は高く維持され、この経験から課題解決のために主体的に行動する大切さを学びました。
志望動機についてご記入ください。(400字以内)
貴社を志望する理由は2つあります。
1つ目は、自分の就活の軸にマッチしていると感じたからです。私の就活の軸は社会の根底を支えられることと自己成長に繋がることです。貴社では、誰もが一生関わる金融とこれからの社会の基盤となるITを掛け合わせた業務に特化していること、高いIT技術や豊富な金融知識を身に着けられる環境が整っていることから軸が実現できると考えています。
2つ目は、チームで切磋琢磨しながら上流から下流まで一貫して業務に携われるからです。体育会部活の経験等からチームで目標を決め、プロセスを調整しながら結果を出すことにやりがいや楽しさを感じます。また、そこで培った傾聴力をチーム内で活かせると考えています。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーのエントリーシートはここを対策しよう!
NTTデータフィナンシャルテクノロジーにおいてはコミュニケーション力が重視されます。
したがって、ESにおいてもこれまであなたがどのように周囲とコミュニケーションを図ってきたのかをアピールする必要があるでしょう。
大学時代にゼミやサークル、アルバイトなどで経験したチームとしての実績をエピソードとして盛り込むのが効果的です。
いかに協調性があるかアピールすることで、NTTデータフィナンシャルテクノロジーに入社後も、チーム内で効果的に能力が発揮できると印象付けることができます。
また、NTTデータフィナンシャルテクノロジーでは自主的に動く力や変革的に適応し行動する力も重視されます。
そのため、情報収集能力やフットワークの軽さをアピールすることも有効でしょう。
NTTデータフィナンシャルテクノロジーにおけるエントリーシートは、基本的に、「趣味や特技」「得意な科目・研究課題について」「自己PR」「学生時代に力を入れてきたこと」「志望動機」などで構成されます。
特に「自己PR」では、自分の強みや弱みについて事前に整理しておくことが重要です。
弱みに関しては、ただ弱みであるという点に終始するのではなく、それをいかにして克服したか、その弱みとどのように付き合っていくかまで話すべきでしょう。
ポイント
- ・数あるNTTの関連会社でなぜNTTデータフィナンシャルテクノロジーを志望するのか明確に
- ・チームで力を発揮できる人材であることをアピールする
- ・ESからさらに話に広がりをもたせられるような柔軟な思考も大切
- ・周囲とどのようにコミュニケーションを取ってきたのか、その結果どのような成果に結びついたかというエピソードを盛り込む
- ・情熱的な心を持ち、NTTデータフィナンシャルテクノロジーで貢献していくのだという強い意志を示す
- ・自分とは違う考え方でも柔軟に受け入れる姿勢と、自ら考え実行する考導力をバランスよく持つのが良い
- ・常に最新のテクノロジーに興味を持ち、情報収集しようとする姿勢を持つこと
- ・個人プレーではなく、周囲の人を巻き込み成し遂げる力を重視
さいごに
ここまで、NTTデータフィナンシャルテクノロジーにおけるエントリーシートの作成や面接のポイントについて詳しく解説しました。
大きなポイントとして、NTTの関連会社は多数あるため、なぜNTTデータフィナンシャルテクノロジーを志望するのか明確に答えられるようにするのが重要です。
エントリーシートを作る際は、エントリーシートから話が広がった場合でも落ち着いて話せるよう、柔軟な思考を持つことが大切です。エントリーシートに書いた内容だけにこだわらず、話に広がりをもたせられるよう事前に準備しておきましょう。
この記事で紹介したポイントを活用し、ぜひNTTデータフィナンシャルテクノロジーでの内定を勝ち取ってください。皆さんの就職活動が上手くいくことを心から応援しています。