はじめに

自分の長所や特徴をエントリーシートで魅力的に表現するにはどうすればよいのでしょうか?
エントリーシートの自己PR欄は、個性や才能を企業へ伝える貴重な機会となります。
応募書類の留意点を理解して印象に残る文章にしたいものです。
本記事では、採用担当者の心に響く自己PRの作成方法と、避けるべき表現について分かりやすく説明します。
本記事で紹介する具体例を参考にしながら、自分の長所や経験を丁寧に振り返ってみましょう。
実際の記入例も複数紹介していますので、自身の自己PRを作成する際の参考にしてください。
自己PRを書く前に知っておこう!企業が新卒に求めているものとは
魅力的な自己PRを書くためには、応募企業が求める人材像を理解することが重要です。
採用担当者が期待する能力や適性を把握することで、効果的な文章構成が可能になります。
以下の項目が、選考で重視されるポイントとなります。
- ・周囲とのコミュニケーション力
- ・仕事への熱意と将来のビジョン
- ・信頼できる意思のある人柄
- ・任された業務をやり遂げる責任感
これまでのあなたの経験や性格の特徴を振り返ってみましょう。
また、業界別に求められる資質について簡単に紹介します。
・コンサルティング業界
求められる資質:論理的思考力・問題解決能力・コミュニケーション力
・IT業界(エンジニア・プログラマー)
求められる資質:技術力・論理的思考力・学習意欲
・商社(総合商社・専門商社)
求められる資質:交渉力・グローバル対応力・行動力
上記の4つの要素と自分の強みを結びつけることで、説得力のある自己PRを作成できます。
続いて、効果的な自己PRの具体的な作成方法について説明していきます。
自分の人間性を伝える
採用担当者が最も注目するポイントは、内面的な価値観や人となりです。
アルバイトや部活動での経験だけ見れば、似たような経験をしている人はいくらでも存在します。
他の応募者と差別化できるのは、その経験からどのような学びを得て、どのような判断や行動を取ったかという点にあります。
そのため、自己PRでは具体的な体験エピソードを織り交ぜながら人間性を表現することが重要です。
ただし、体験談を列挙するのではなく、自分の価値観や考え方が伝わるストーリーを選択することが大切です。
自分にとって特に重要だった活動や出来事を振り返ってみましょう。
現在の人格形成に大きな影響を与えた転機となる経験を思い出すことがポイントとなります。
どんな貢献ができるのかを伝える
人間性を効果的に表現したら、その強みを活かして企業にどのように貢献できるか具体的に伝えていきます。
この段階では、自己分析と企業研究の両方が重要な要素です。
様々な貢献の可能性を整理しているので、面接でも自信のある回答ができます。
その企業を志望する理由には、必ず魅力を感じたポイントがあるはずです。
企業の魅力とあなたの強みをマッチさせることで、自分だけの貢献計画を思い描けるでしょう。
企業にマッチしている人間かどうかを伝える
自己PRの締めくくりとして大切なのは、自分と企業との適性の高さを明確に示すことです。
企業理念や事業展開と、自分の価値観や経験の接点を見つけることが重要です。
企業とのマッチングポイントを示すには、具体的な事例を用いて実務的な視点から説明するのが効果的です。
そのためには、企業研究を通じて深く理解することが重要です。
具体的な情報収集の方法として、以下のような手段を活用しましょう。
- ・公式HPやIR資料を活用し、企業の経営方針や最新の事業戦略を把握する
- ・企業説明会やインターンシップに参加し、実際の社風や職場環境を知る
- ・業界地図や業界レポートを参考に、業界全体の動向と企業の立ち位置を理解する
- ・OB・OG訪問を通じて、現場のリアルな声を収集する
このように多角的な視点で企業研究を行うことで、自分が企業にどのように適しているのかを具体的に示せます。
ここからは、採用担当者の印象に残るエントリーシートの作成方法と、実践的な文章作成のテクニックについて説明していきます。
気になる方は、ぜひチェックしてください。
早期内定者は知っている!採用担当者が釘付けになるエントリーシートの書き方とは!?
自己PRを魅力的に書くコツをご紹介
これから、具体的な事例を交えながら、印象に残る自己PRを作成するための5つの重要なポイントを解説していきます。
魅力的な自己PRには、充実した内容を裏付ける具体的な根拠が必要です。
企業研究と自己分析を丁寧に行い、核となる要素を抽出してください。
文章を作成しながら、面接での質問への回答も想定しながら準備を進めることで、効率的に対策を進められます。
それでは、採用担当者の心に響く自己PRを作成するためのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
自分の強みを分析
自分の強みを見つけることは、自己PR作成の中でも最も重要な作業となります。
多くの就活生が、自分の強みをすぐに言葉にできないと悩んでいます。
強みは日常的に無意識のうちに発揮されていることも多いため、それを特別な能力だと認識できていないことが原因です。
普段の習慣や行動パターンを考えてみると、意外な強みを発見できる可能性があります。
強みの発見方法として、以下の2つのアプローチが効果的です。
・身近な人からの客観的な評価を聞いて友人や家族に「どの部分が優れていると思うか」率直に聞いてみましょう。
・過去の経験から共通点を見つけこれまでの経験を時系列で整理し、成功体験や成長のきっかけとなった場面を書き出します。
それでは、具体的な自己PRの記入例を参考に、自分の強みを言語化していきましょう。
例文【「強み」編】
私の強みは、どんな状況でも相手の目線に立って最適な提案ができる点です。
中学・高校時代には、クラス委員や生徒会役員として多くの仲間から相談を受けていました。
相談に乗る経験の中で、話し手が本当に求めている解決策を見出すことの大切さに気づきました。
さまざまな価値観があるなか、時には同じような悩みがありましたが、その人に合った独自のアドバイスを提供することを心掛けています。
このような経験、状況を広い視野で捉え、次の展開を予測しながら対応できる判断力が身に付いていると考えています。
伝わりやすい構成を考える
エントリーシートや自己PRでは、採用担当者にわかりやすく伝えるために、論理的な構成を意識することが重要です。
PREP法・STAR法のようなフレームワークを活用すると、簡潔かつ説得力のある文章が作れます。
PREP法を活用する(結論ファーストで簡潔に)
PREP法(Point→Reason→Example→Point) は、簡潔かつ説得力のある文章を作るフレームワークです。
構成としては、以下の順番を意識しましょう。
1. 結論(Point)
まず最初に、自分の強みやアピールポイントを明確に述べることが必須です。
採用担当者は限られた時間で多くのエントリーシートを読むため、最初に結論を示すことで、強い印象を与えられます。
2. 理由(Reason)
その強みがなぜあるのか、どのような経験から培われたのかを説明します。
このとき、具体的な背景(経験)を時系列で整理して伝えると、説得力が増します。
3. 具体例(Example)
自分がその強みを発揮した具体的なエピソードを紹介します。
できるだけ定量的な成果を入れることで、リアリティが増し、説得力が高まります。
4. 再び結論(Point)
最後に、その強みを入社後にどのように活かすかを明確に述べることで、企業との適性をアピールします。
STAR法を活用する(エピソードを論理的に構成)
PREP法とあわせて、具体例を述べる際には STAR法 を活用すると、エピソードが整理しやすくなります。
STAR法は、状況(Situation)→課題(Task)→行動(Action)→結果(Result) の流れで話を展開する方法です。
状況(Situation):背景(経験)
→ どのような場面・環境での出来事なのかを説明する。
課題(Task):背景から得た強み
→ どのような課題や目標があり、それに対してどんな役割を担ったのか。
行動(Action):実際にどのように強みを活かしたか
→ 課題を解決するためにどのような行動をとったのか。
結果(Result):入社後の未来に活かす
→ その行動の結果として得られた成果や学び、そして今後どのように活かせるのかを説明する。
文章構成の具体例(PREP法×STAR法の活用)
例:チームワークを活かしたエピソード
① 結論(Point)
「私の強みは、チームワークを活かして成果を最大化する力です。」
② 理由(Reason)
「私は大学時代、サークルのイベント運営チームのリーダーを務めました。その際、チーム内の意見が分かれることが多く、円滑な運営が難しい状況でした。」
③ 具体例(Example)【STAR法】
状況(Situation):「大学のサークルで100人規模のイベントを企画しました。」
課題(Task):「メンバーの意見がまとまらず、スケジュールが遅れていました。」
行動(Action):「メンバー一人ひとりの意見を整理し、役割分担を明確化することで、全員が納得できる形で調整しました。」
結果(Result):「イベントは予定通り成功し、参加者満足度が90%を超える結果となりました。」
④ 再び結論(Point)
「この経験から、チーム内の調整力とリーダーシップを培いました。貴社でも、チームの一員として周囲と協力しながら成果を出せるよう努めます。」
これらのフレームワークを活用することで、エントリーシートや自己PRがより伝わりやすくなります。
実際の文章を作成する際は、この構成を意識しながら書いてみましょう。
自分の特性からどんな貢献ができるのか
自己分析と企業研究が完了したら、自分が企業にどのような貢献ができるのかを具体的に考え、それを明確に伝えることが重要です。
単なる自己PRにとどまらず、「入社後にどのようなスキルを身につけ、どのようなキャリアを築いていくのか」まで示すことで、企業にとって将来的に価値のある人材であることをアピールできます。
自己分析で得た強みを活かし、企業の事業や文化とどのように適合するかを考えましょう。
- 具体的な業務との関連性を示す
→ 例えば、「リーダーシップがある」ならば、プロジェクトマネジメントに活かせる、「データ分析が得意」ならマーケティングや経営企画に適性がある、といった形で関連づけます。 - 企業の風土や価値観と自分の特性のマッチングを明確にする
→ 「挑戦を重視する社風」ならば、「私は新しい業務にも積極的に取り組み、前例のないプロジェクトでも柔軟に対応する力があります」といった形で、企業文化と自分の特性をリンクさせます。
入社後のキャリアを描く際には、現実的な成長プロセスを踏まえ、3年後を目標にしたキャリアプランを記述すると、企業に対して将来のビジョンが明確になります。
◆1年目:基礎スキルの習得と業務理解
→ 「入社後は、業務の基礎を学びながら、◯◯のスキル(例:営業力、プログラミング、マーケティング知識)を習得し、チームの一員として成果を上げることを目指します。」
◆2年目:専門性の向上と主体的な業務遂行
→ 「業務経験を積み、◯◯(例:プロジェクトの一部を任せてもらう、新規案件を担当する)に挑戦し、主体的に業務を進められるスキルを高めていきます。」
◆3年目:リーダーシップの発揮とキャリアの方向性の確立
→ 「◯◯のプロジェクトリーダーを任されることを目標にし、チームを牽引する立場として貢献できるようになります。」
企業が求めているのは「成長し続ける人材」なので、入社後の成長を見据えた計画を示すことで、採用担当者に「長期的に活躍できる人材」としての印象を持ってもらえます。
例文【「構成」編】
アルバイトで得た社会人基礎力と、臨機応変な対応力を活用して、各展開との連携を積極的に進めていきます。
なりたい姿は、大切なプロジェクトを任せられ、周囲から信頼される存在です。
そのために責任を持って業務に取り組むことを第一に考えています。
部活で培ってきた体力にも自信があり、営業イベントのブース設営や資材運搬なども、十分にこなせる自信があります。
周囲の期待に応えられる社員になれるよう、全力で働ければと考えております。
以下の記事では、魅力的な自己PRの書き方を丁寧に解説しています。
例文も紹介していますので、どのように書いたらいいか分からない就活生は、ぜひ参考にしてください。
また、具体的にどんな質問をされるのか気になる就活生には、以下の記事もおすすめします。
質問と例文をセットで紹介していますので、参考になるでしょう。
例文【「貢献」編】
「学生時代のアルバイト経験から培ったコミュニケーション能力と、臨機応変な対応力を生かし、部署間の連携も含め、積極的に業務をこなします。
責任感もある性格なので、ゆくゆくはプロジェクトを任されたり、人に頼られる人材になることを目指します。
また、運動部に所属していたこともあるので、体力には自信があります。
営業先でのイベントブースの準備や、資材の運搬もあるとお聞きしておりますので、持ち前の体力で、頼りがいのある社員として働けたらと思っております。」
以下の記事では、魅力的な自己PRの書き方を丁寧に解説しています。
例文も紹介していますので、どのように書いたらいいか分からない就活生は、ぜひ参考にしてください。
【魅力的な自己PRの書き方とは?】例文を使ってコツを徹底解説!
また、具体的にどんな質問をされるのか気になる就活生には、以下の記事もおすすめします。
質問と例文をセットで紹介していますので、参考になるでしょう。
NG例文

学生時代一番思い出に残っているのは文化祭です。
出店やイベントなどの運営を実行委員の仲間と協力してできたことが一番の成果です。
また、部活では副部長を務め、部員をまとめてきました。
よく人に頼られる性格だと思っています。
普段からよく相談されるので、相手のことを考えて行動し、アドバイスをするのが得意です。
今までの経験から私の長所は責任感があることと、主体性があることだと思います。
NG例文の問題点
以下のポイントに注意が必要です。
- 結論が後回しになっている
文章の冒頭が「学生時代一番思い出に残っているのは文化祭です。」となっており、自己PRの本題(自分の強み)がなかなか出てきません。
「よく人に頼られる性格」「相手のことを考えて行動する」「責任感・主体性がある」など、自己PRの結論が最後にまとめられているため、伝えたいことが分かりにくくなっています。 - 具体的なエピソードが弱い
文化祭や部活動での経験が書かれていますが、どのように主体性や責任感を発揮したのかが明確でない。
「実行委員の仲間と協力してできたことが成果」とあるが、何をどのように工夫し、どんな結果を生み出したのかが伝わらない。 - 長所の証明が不十分
「よく人に頼られる」「相談される」という記述があるものの、どのような状況で頼られたのか、具体的なエピソードがなく、信ぴょう性に欠ける。
「私の長所は責任感と主体性」と結論づけているが、その根拠が不明確。
文章の流れが整理されていない
文化祭 → 部活動 → 人に頼られる → 責任感・主体性 という流れがバラバラで、どの経験がどの強みに結びつくのかが分かりづらい。
話の展開に一貫性がなく、自己PRのメッセージが曖昧になっている。
改善方法
PREP法(結論→理由→具体例→再結論)や STAR法(状況→課題→行動→結果)を用いて整理すると、分かりやすくなります。
改善例文(PREP法)
【結論】
私の強みは「責任感と主体性」です。特に組織をまとめ、目標達成に向けて主体的に行動する力には自信があります。
【理由】
その強みを発揮したのが、大学の文化祭での実行委員としての活動です。私はイベントチームのリーダーとして、出店の運営管理を担当しました。
【具体例】
文化祭の直前に、複数の出店で人手不足が発生し、スケジュール調整が必要になりました。そこで、各チームと連携しながら、役割分担の見直しや新たなボランティア募集を積極的に行い、全店舗が円滑に運営できるようにしました。その結果、文化祭全体の来場者数も過去最高を記録し、学内の評価も高まりました。
【再結論】
この経験を通じて、私は組織の課題を察知し、責任を持って解決に導く力を培いました。貴社でも、この主体性を活かしてプロジェクトの成功に貢献したいと考えています。
【改善ポイント】
- ・結論を最初に明示
「私の強みは〇〇です」と最初に書くことで、何をアピールしたいのか明確になる。 - ・強みの根拠を明確にする
文化祭での具体的な課題とその解決策を示し、責任感や主体性がどのように発揮されたかを具体化する。 - ・行動と結果を明確にする
自分が行動を起こしたことで「出店の運営がスムーズになった」「来場者数が過去最高になった」など、成果を示すことで説得力を持たせる。 - ・企業への貢献につなげる
「貴社でもこの力を活かしたい」と入社後のビジョンを加えることで、企業への適性をアピールする。
このように改善することで、論理的で説得力のある自己PRになります。
ありきたりな内容にならないようにする
自己PRを作成する際、参考資料を探すことは有効な手段です。
なお、安易な模倣やコピーは避けるべきです。
失敗経験や特徴が一般的だと感じても、視点を変えることで独自の強みになるでしょう。
自分らしさを見つける努力を惜しまないことで、印象に残る自己PRにつながります。
面接官は1日に数十人のエントリーシートのチェックを行います。
以下の理由から、ありきたりな内容は避けるべきです。
・似た内容は記憶に残りにくい
・個性が埋もれてしまう
・印象に残らない
と真剣に向き合い、他者と差別化できるポイントを見つけることが重要です。
これから具体例を見ながら、効果的な自己PRの作り方について詳しく解説していきます。
NG例文
私の強みは、継続する力と責任感が強いことです。
学生時代は勉強に一番力を入れて取り組んできました。
テスト期間では毎日勉強は欠かさず、予習復習を繰り返し行っていました。
責任感もあるため、一つの仕事をしっかり最後までやり遂げることができます。
コミュニケーション能力もあるため、人と協力しながら仕事ができます。
NG例文の問題点
以下のポイントに注意が必要です。
- ・ありきたりで印象に残らない
「継続する力」「責任感」「コミュニケーション能力」など、どの業界・企業でもよく使われる一般的な強みを並べている。
具体的なエピソードがなく、「なぜそれが強みなのか」の説得力に欠ける。
面接官が何十人ものエントリーシートを読む中で、特に目を引く要素がない。 - ・強みの根拠が曖昧
「テスト期間では毎日勉強を欠かさず、予習復習を繰り返し行っていました。」とあるが、どのように継続力を発揮し、どのような成果を得たのかが不明確。
「責任感があるため、一つの仕事をしっかり最後までやり遂げることができます。」とあるが、どのような経験で責任感を培ったのか、どのような困難を乗り越えたのかが記載されていない。 - ・他の応募者と差別化できていない
「継続力」「責任感」「コミュニケーション能力」は多くの人がアピールするポイントであり、個性が出ていない。
「勉強を頑張った」というエピソードは多くの学生に共通しており、自分らしさが伝わりにくい。
改善方法
ありきたりな内容を避けるためには、以下の点を意識して改善しましょう。
1. 強みを一つに絞り、具体的なエピソードを加える
複数の強みを羅列するのではなく、「継続力」に焦点を当て、具体的なエピソードを示す。
例えば、「〇〇の資格試験に向けて、1年間毎日〇時間勉強を続け、目標を達成した」など、努力の過程と成果を明確にする。
2. 自分の経験を独自の視点で語る
例えば、単に「勉強を頑張った」ではなく、「〇〇の勉強法を試行錯誤し、最も効果的な方法を見つけた」など、自分ならではの工夫や視点を加える。
3. フレームワーク(STAR法やPREP法)を活用
STAR法(Situation, Task, Action, Result)
Situation(状況): どのような状況で課題に直面したか
Task(課題): 何を成し遂げる必要があったのか
Action(行動): どのように取り組んだのか
Result(結果): どのような成果が得られたか
改善例文(STAR法を活用)
【結論】
私の強みは「継続力」です。困難な状況でも計画的に努力を続け、目標を達成することができます。
【状況】
大学時代、TOEICで800点以上を目指し、勉強を開始しました。しかし、当初は500点台で、リスニングが特に苦手でした。
【課題】
効率的な勉強法を確立し、短期間でスコアを伸ばす必要がありました。
【行動】
そこで、毎日2時間の勉強を半年間継続することを決意しました。特に、リスニング強化のために海外ドラマを毎日30分視聴し、シャドーイングを繰り返しました。また、過去問を徹底的に分析し、出題パターンを把握する工夫をしました。
【結果】
その結果、半年でスコアを200点以上伸ばし、目標の800点を達成しました。この経験から、一つの目標に向かって努力を継続し、課題を解決する力を身につけました。
【企業への貢献】
貴社においても、この継続力を活かし、新しい業務や課題に粘り強く取り組み、成果を出せる人材として成長していきたいと考えています。
【改善ポイント】
- ・具体的なエピソードを示す
「TOEICの勉強」という具体的なテーマを設定し、何に挑戦したのかを明確にする。
「リスニングが苦手だった」という課題を示し、その克服過程を説明。 - ・独自の視点を加える
ただ「勉強を頑張った」ではなく、「シャドーイングを活用した」「過去問を徹底分析した」といった工夫や戦略を示すことで、他の応募者と差別化。 - ・成果を明確にする
「半年で200点UP」という具体的な結果を示すことで、強みの信ぴょう性を高める。 - ・企業への貢献につなげる
「継続力を活かし、新しい業務や課題に粘り強く取り組む」と結びつけ、入社後の活躍をイメージさせる。
上記で解説してきたポイントを意識することで、自己PRがより説得力のあるものになります。
まとめ
まとめ
この記事は、エントリーシート作成の経験豊富で、多くの就活生の参考になる内容となっております。
自己PRの作成は簡単ではありませんが、自分のことを最もよく理解しているのは自分自身です。
長所だけでなく短所も含め、すべてがアピールポイントになり得ます。
丁寧な自己分析を行うことで、以下のような発見があるかもしれません。
- ・気づいていなかった自分の特徴
- ・経験から得られた独自のスキル
- ・新たな視点での強みの再発見
この記事が、あなたの魅力を最大限に引き出し、エントリーシート作成の手助けとなることを願っています。
ぜひ自分らしい自己PRを作ってください。