一次面接
基本情報
場所 | WEB |
時間 | 40分 |
社員数 | 2人 |
学生数 | 1人 |
結果通知時期 | ー |
結果通知方法 | 電話 |
質問内容・回答
①高専での研究内容を教えてください。
高専の研究では避難所を想定とした体育館の温熱環境の測定及び評価を行いました。測定により温熱環境の現状を把握し、問題点の抽出を行い、最終的に「学校体育館の災害利用に関する整備指針」を示すことを目的として行っていました。結果として夏期はPMVが3を超える日が多く、現状避難所として使用することは難しいとされました。冬期は人の過密による室内空気の汚染が懸念されましたが、CO2のシミュレーション計算の結果、容積の大きい体育館ではそれほど問題にならないと考えられました。
冷暖房設備の整備など建築設備の面からだけでなく、熱収支など建築材料の面からも改善を行う必要性があることがわかりました。大学では熱のシミュレーションを扱い研究を遂行したいと考えています。
【深掘質問】
計測機器などは何を用いたんですか。
【深堀質問回答】
今回計測したのは、温熱環境の4要素のうち、湿度、温度、放射温度の3点です。気流については計測の大変さから得られる情報としての対価が小さいと判断したため行わないこととしました。
②好きな建築物はありますか?
小学校時代に過ごした、安藤忠雄さんが建てた金津小学校が一番好きです。他にも槇文彦さんの風の丘葬儀場や甲子園球場も好きです。自然を建築物に取り入れているものが好きで、特に、風、光、音の様な環境因子がいいバランスで存在していて心地よいなと思う空間に惹かれます。
【深掘質問】
どんな音環境が好きなんですか?(音の研究をされていた技術者の方より質問)
【深堀質問回答】
音が、個々のグループで賑やかに存在しつつも、同じ空間で、うるささを感じなかったり、音がある程度まとまっていたりする音空間が好きです。たとえば私の過ごした小学校の理科室と家庭室は部屋の境がなく、階段を跨ぐ様にして高低差を持ちながら一体をもった空間で構成されていました。ですが高低差をうまく用いて、音が混ざらずとも、心地よく存在を感じられる様になっていた様に感じます。
③なぜお茶の水女子大学の〇〇部に編入したのですか?
建築を学んでいく中で、また設計していく中で、空間を形成している環境因子が、どう「快適性」に影響を与えているのか知りたいと思い、またその快適性の追求に価値を感じました。
その環境因子を含めて人間の周りの環境について、常に人間の視点から建築を学びなおしたいと思い、該当する大学を選んだ形になります。
【深掘質問】
お茶の水女子大学の学部の構成と生活科学部の内容について教えてください。
【深堀質問回答】
お茶の水女子大学は3つの学部から成り立っていて、理学部、文教育学部、そして生活科学部です。生活科学部では、経済や法について学ぶ人間生活学部や食べ物の栄養や化学反応まで含めた広義を学ぶ食物学科、心理学科、そして、建築を含めた人間の周りの環境について工学を交えながら学ぶのが人間環境科学科です。
④志望動機を教えてください。
夢である【建築で感動を生み出し、文化を未来に伝えていくこと】を貴社で実現できると感じたためです。昔からものづくりが好きな私は、自分の手で創り上げることに大きな価値を感じています。自宅の工房を利用して様々な物作りにも挑戦してきました。学生時代に初めて渋谷に訪れ、高層ビルと沿線が複雑に絡み合った一つの空間に圧倒されたと同時に、人々の文化ある暮らしを支えている点に魅力を感じ、自分も携わりたいと思いました。
特に貴社を志望する理由は、ワーキングセミナーを通じて専門的問題に対して技術や知識を持ち寄り解決に向けて挑戦できる環境が整っていることを知り、理想とする働き方ができると感じたからです。セミナーでの「学び続ける姿勢が大切だ」というお話が印象的で、各分野のエキスパートについて成長できる環境に魅力を感じました。また、私は好奇心が強く、幅広い知識を身につけることに喜びを感じています。自主性を発揮し多様な業務に挑戦しながら、お客様や社内外の人から頼られる技術者として一人前になることを近い目標としています。社会に実装する建築という分野で柔軟な思考を持って街の未来を貴社と共に建てていきたいです。
面接詳細情報
面接官の社員の特徴 | 技術部の課長 |
面接官の印象 | ー |
学生の服装 | ー |
面接の雰囲気 | 面接官の方は優しく、見守ってくれる様な雰囲気でした。 |
評価されたと感じたポイント | 後日お電話で通過通知をいただいた際には、 細かく丁寧に答えてくれたのがよかった。用意した言葉ではなく自分の言葉で噛み砕いて丁寧に話してくださったのがよかった。 とお言葉をいただきました。 |
対策やアドバイス | その当時は自分の学校全体や学科の全体像について知らなかったし、言語化できていなかった様に思うので、その部分もしっかり詰める必要があると思いました。 |