戦略コンサルタント
26 年卒
男性
- 慶応義塾大学
面接情報
一次面接
基本情報
場所 | web |
時間 | 60分 |
社員数 | 1人 |
学生数 | 1人 |
結果通知時期 | ー |
結果通知方法 | マイページ |
質問内容・回答
①自己紹介をしてください。
私は、○○大学○○科修士2年の○○と申します。大学院では「○○」をテーマに研究を進めており、2023年9月から9か月間、○○と○○に留学し、国際的な視点から研究を深めてまいりました。
また学生時代には、○○での現地店舗の経営改善インターンや、日本のIT系ベンチャー企業でのマーケティングインターンに取り組み、実践的な経験を積んでおります。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
②国内で現在睡眠アプリを利用している人数を教えてください。
ケース面接でした。
③これまでの人生で一番頑張ったことは何ですか。
大学1年時、海外のエコ商品セレクトショップにおいて経営改善プロジェクトにリーダーとして2週間取り組み、1日の来店客数を4名から23名へと改善しました。
まず「売上=商圏人口 × 認知率 × 来店率 × 購入率 × 単価」と分解し、他店調査や通行人102名へのヒアリングを実施。その結果、課題は認知率と来店率の低さにあると分析しました。要因を「立地の不利」と「店舗存在のアピール不足」と仮定し、資金制約を踏まえて後者の改善に注力しました。
特に力を入れたのは、チームの心理的安全性の確保です。というのも、活動開始5日目にメンバーの1人と激しく衝突し、互いに涙するほどの対立を経験しました。原因は、私の意見主導で進行してしまい、そのメンバーにとって発言しづらい雰囲気を作っていたことでした。リーダーとして大きな反省点でした。
そこで私は「雑談による関係構築」「意見の伝え方・聞き方の改善」「役割の積極的委任による内発的動機づけ」の3点を意識的に実践。その結果、メンバー全員が安心して意見を出せる環境が整い、多様なアイデアをもとに施策を展開できました。最終的には、商品の価値を直感的に伝える看板を制作し、来店客数の大幅な増加につなげることができました。
【深掘質問】
新商品開発・内装改善・外装改善以外に、経営戦略を立てるとしたら何に取り組みますか。
【深堀質問回答】
リピート率の改善にも取り組みました。前述の3つの施策は新規顧客の獲得を目的としていましたが、店舗が立地していたエリアは欧米からの観光客が多く、来店のきっかけは「ふらっと立ち寄る」ケースが大半でした。
一方で、観光客の平均滞在日数は3〜5日と比較的長いため、その滞在期間中に「もう一度行きたい」と思ってもらえるような工夫を施すことで、リピート率を高めることが効果的だと考えました。
④コンサル業界の志望理由について教えてください。
私がコンサル業界を志望する理由は、若手であっても経営課題に直接関われる点に魅力を感じているからです。両親が経営者という環境で育ったことから、もともとビジネスや経営課題への関心が強く、実際にその解決に携われるコンサルティングの仕事は、自分の知的好奇心を常に刺激してくれると考えています。
また、私は地元から出る機会があまりなく、未知の世界への関心や新しい知識への探求心が人一倍強いと自覚しています。その意味でも、常に多様な業界・企業の課題に触れ、新しい学びを得られるコンサル業界は、自分にとって最適な環境だと感じています。
【深掘質問】
経営に興味があると言ったが、コンサルはどこまでいってもサポーター側ですよね。それでもなぜコンサルを志望するのでしょうか。
【深堀質問回答】
まずはおっしゃる通りだと思います。そのうえで、コンサルティング業界であれば、幅広い業界や企業の経営課題・ビジネスに関わることができ、常に自分の知的好奇心を満たせると考えています。
一方、事業会社の場合は、その会社や業界に限定された経営課題やビジネスに向き合うことになります。だからこそ、多様な業界や企業に携われるコンサルティングの方が、自分の志向や成長に合っていると感じています。
逆質問①:社風は人間関係がウェットだと聞くが正しいでしょうか。
ウェットかどうかは分かりませんが、人柄の良い方が多く、その点は企業にとっても大きな強みだと考えています。
逆質問②:戦略コンサルという高度な知識・スキルが求められる中で、新卒に期待することは何ですか。
結論としてありません。現実問題として、入社していきなり経営者の片腕になるのは現実的に厳しいので、
– ロジカルさ(地頭の良さ)
– やり切る力(困難にぶつかっても逃げない)
– コミュ力(あらゆる部門と協働する)
の素養を期待しています。
面接詳細情報
面接官の社員の特徴 | 男性 40代 オフィスカジュアル |
面接官の印象 | 面接官の印象は、こちら側の話をしっかりと聞いてくれている感じがして、時折笑顔も見えました。 また、深掘りもされるが、圧迫感はなく、純粋に気になるポイントを丁寧に深掘りしてくださりました。 |
学生の服装 | スーツ |
面接の雰囲気 | 終始フランクな雰囲気で進みました。 |
評価されたと感じたポイント | ケース面接では、筋の通った回答や建設的な議論ができた点が良かったと思います。準備としては参考書などを活用した練習が有効だと感じますが、それと同じくらい重要なのは、本番当日に面接官との議論を前向きに楽しみ、鋭い質問に対しても諦めずに筋の良い回答を返す姿勢だと思いました。 一方で、人物面接では比較的オーソドックスな質問が中心でした。 |
対策やアドバイス | ケース面接の基本的な解き方、答え方は事前に参考書や、コミュニティを使って練習を重ねた方が良いです。 後は当日のメンタリティとして、「より良いアウトプットのために、相手と議論することそのものを楽しもうとする姿勢」が大事だと思います。 |