一次面接
基本情報
場所 | Web |
時間 | 30分 |
社員数 | 1 |
学生数 | 1 |
結果通知時期 | ー |
結果通知方法 | メール |
質問内容・回答
①自己プレゼンテーションを5分程度でお願いします。
私は〇〇大学 〇〇学部 〇〇科の〇〇です。 現在、AIと言語に関する研究を行っており、ゼミでは「AI生成文章における言語構造の条件定義によって、より自然な文章出力を可能にする手法の検討」に取り組んでいます。人間らしい言語表現とは何かを深く探る中で、AI技術の発展が言語にどう影響するのかに強い関心を持つようになりました。
また、副専攻として〇〇課程も修了しており、定量的な視点からもAIやテクノロジーの動向を学びました。こうした文系・理系の両面からの学びを活かし、人とテクノロジーの橋渡しとなるような仕事がしたいと考えるようになりました。 性格面では、一度興味を持ったことは納得いくまでやり遂げる粘り強さがあり、学業・アルバイト問わず「行動力がある」「ポジティブ」と評価いただくことが多いです。
実際、〇〇でのアルバイトでは、収益ゼロだった光回線サイトを改善するプロジェクトに携わりました。コンテンツ修正や競合分析、サイトレイアウトの提案などを通じて、約4か月で月10万円の安定収益を生み出すことに成功しました。この経験から、数字を追いかけて改善していくことの楽しさを実感し、マーケティングやビジネス視点への関心も深まりました。
貴社を志望した理由は、選考や説明会を通して感じた社員の方々の人柄の良さ、そして若いうちからチャレンジできる成長環境や、確かな技術力に魅力を感じたからです。特にAI関連事業への取り組みが活発である点も、自分の学びや関心と強く結びついており、ここでなら自分の力を最大限に活かし、さらに成長できると感じました。 以上が私の自己紹介となります。どうぞよろしくお願いいたします。
【深掘質問】
やっていることは理系に近いが、なぜ文系学部を選んだのか。文系の学部からIT志望の理由を教えてください。
【深堀質問回答】
もともと私は、言語とAIの関係性に強い興味がありました。きっかけは、幼い頃に見た「東ロボくんプロジェクト」です。AIが東大合格を目指すという試みに衝撃を受け、「言葉」と「人工知能」の接点に強く惹かれました。
その中でも特に、AIが自然な日本語を理解・生成するためには、言語構造や文法の深い理解が必要なのではないかと考えるようになり、文系的なアプローチからAIと言語の研究をしたいと思うようになりました。今の大学には、東ロボくんプロジェクトに言語学の立場で関わっていた教授が在籍しており、その先生のもとで学べることが決め手となって、文系学部を選びました。
実際、大学では日本語学や文法論をベースにしつつ、〇〇副専攻を通じてPythonや機械学習の基礎も学び、理系的な素養も自分で補ってきました。ですので、ずっと理系的な視点も持っており、将来的にはIT領域で言語とAIをつなぐような仕事がしたいと考えています。
②これまでの人生でチャレンジしたエピソード
これまでの人生で様々なことにチャレンジしてきましたが、特に大きな挑戦だったのは、〇〇のアルバイトで、収益ゼロの光回線特化型サイトを立て直した経験です。
当初のサイトは、PV数が少なく、離脱率も高いという課題を抱えていました。まず、PV数を改善するために、自ら仮説を立て、Googleアナリティクスのガイドラインを参考にしながらコンテンツの修正案を作成し、上司に提案・実行しました。
さらに、離脱率の改善に向けては、競合サイトを徹底的に分析し、ユーザーの動線を意識したレイアウト変更を提案。提案の実現にあたっては、開発チームや上司と綿密にコミュニケーションを取り、認識のズレが生じないようにすり合わせを重ねました。
施策実行後も、効果測定を行いながらPDCAサイクルを回して継続的に改善を行った結果、約4か月で月10万円の安定した収益を達成することができました。
この経験を通じて、自ら課題を発見し、主体的に行動する力と、他者と連携して成果を出す力の重要性を実感しました。今後もこの姿勢を活かして、どんな困難にも前向きにチャレンジし、組織に貢献していきたいと考えています。
【深掘質問】
アルバイトにしては内容が難しい。はじめからこの業務に興味を抱いてバイトを始めたのですか?
【深堀質問回答】
もともとは、書類整理などを行う一般的な事務のアルバイトとして入社しました。ただ、頼まれた仕事はすぐに対応することを心がけていたほか、相手が何を求めているのかを意識して、必要そうな情報を会話の中から拾い、自分から先回りして提案・対応することを続けていました。そうした姿勢を評価していただき、徐々にサイト改善やマーケティング関連の業務にも関わらせていただけるようになりました。
また、もともと私は別のアルバイトで漫画編集者としてカルーセル広告を作る仕事に携わっていた経験があり、広告業界への興味を持っていたことも、この仕事に前向きに取り組めた理由の一つです。未経験からのスタートでしたが、興味を持ち、主体的に学び続けた結果として、難しい業務にも挑戦させてもらえるようになりました。
③大学での研究に関して具体的に何をしているのかを教えてください。
私は現在、生成AIにおける自然言語出力の質を高める研究に取り組んでいます。研究テーマは、「〇〇における〇〇の条件定義によって、自然な出力を可能にするための手法的検討」です。
背景として、現状の生成AIは非常に高性能ではありますが、「AIが書いた」とわかるような不自然な文体や文脈のズレが残っており、それが社会実装の障壁になっていると感じています。そのため、まずは生成AIが文脈や前後関係を十分に理解できていないことを明らかにするため、ナラティブディスコース(物語的文脈)やサリーアン課題(心の理論テスト)などを使って、実際の出力を検証しました。
また、言語構造レベルの課題として、AIが人間の文節認識と異なる単位(トークン)で文章を捉えていることにも着目しました。中でも、特に助動詞の使い方において不自然な揺れ(例:「〜だろう」と「〜でしょう」の混在など)が多く見られることが判明しました。そこで、助動詞の出力ミスをエラーとして分類・集計し、それぞれのケースに対して「人間であればこう書く」という正解パターンをまとめたリストを作成しました。
現在はこのリストをもとに、生成AIを自然な文体に近づけるための強化学習用データセットの構築を進めています。将来的には、このデータを使って生成AIに教師ありの強化学習を行い、人間の発話により近い、文脈を理解した出力が可能なモデルの実現を目指しています。
面接詳細情報
面接官の社員の特徴 | エンジニア、50歳前後、オフィスカジュアル |
面接官の印象 | 面接官の方は終始にこやかで、話しやすい印象でしたが、決して緩いだけではなく、こちらの話をしっかりと聞いたうえで、本質を突くような鋭い質問も多くされていたのが印象的でした。 |
学生の服装 | 私服 |
面接の雰囲気 | 全体的にフランクな雰囲気で進みました。面接官の方が数分遅れて入室されたこともあり、最初に少し雑談があったことで、自然と緊張が和らぎました。 面接官の方は終始にこやかで、話しやすい印象でしたが、決して緩いだけではなく、こちらの話をしっかりと聞いたうえで、本質を突くような鋭い質問も多くされていたのが印象的でした。そのため、場の雰囲気としては穏やかでしたが、「伝えたいことがきちんと伝わっているか」「論点がズレていないか」といったことを常に意識しながら話す必要があり、適度な緊張感も伴っていました。自分の考えを整理して相手に分かりやすく伝える力が問われる、バランスの取れた良い面接だったと感じています。 |
評価されたと感じたポイント | 自分の行動の動機とその結果を、筋道立てて分かりやすく説明できたこと。 面接では、課題にどう向き合い、どのような考えのもとに行動したか、そしてその結果どんな成果や学びがあったのかを、順序立てて論理的に話すよう意識しました。その点が、伝える力や思考力として評価されたのではないかと感じています。 |
対策やアドバイス | 自己分析を綿密に行っておくこと。 |