留学経験
カナダ(バンクーバー)に1年間休学し、トレーニングプログラムで専門留学。専門学校で貿易や国際ビジネスについて6ヶ月間学び、インターンシップを通じて6ヶ月間の就業体験を行う予定。本留学の目的は2点ある。
1点目は、キャリアについて、再考するためである。私は貿易や国際ビジネスについて興味があったが、このことについて専門性を高め、どのようにこの分野に携わるべきかを明確にしたいと考えている。実際に、サプライチェーン全体の流れやどのように、企業が海外進出をしているのかを学び、政治経済や社会情勢、法律や文化慣習など非常に多くの障壁があることを知った。そして、経済成長や生活を豊かにするという観点から、現代社会において貿易は欠かせないものであり、そうした障壁を軽減することに大きな意義を感じた。そして、このことに貢献できるキャリアを築いていきたいと考えている。
2点目は、現地での生活を通して、文化慣習の違いについて体感することである。カナダは日本と異なり、移民や海外にルーツを持つ人々が人口の大半を占めているため、世界各国の文化を知ることができる。日常的に多国籍な人々に話しかけて雑談をしたり、ボランティアや学外のコミュニティに参加したりなどしている。このことを通して、彼らがどのような思考を持って行動しているのか、彼らとどのようにコミュニケーションを取るべきなのかを日々学んでいる。英語以外にも語学力を上げることはもちろん、宗教や食文化などを知り、尊重することが重要であると知った。
キャップジェミニに興味をもったきっかけ(1000文字)
まず、私がコンサルティング業界に興味を持ったきっかけは、学生時代の塾講師のアルバイトで課題解決に強い関心を抱くようになったことにある。多くの中高生の英語科目を個別指導し、科目の解説に留まらず、生徒との相談を基にした最適な勉強法や解決策を指導した。解決すべき課題は、学習そのものから、学校や家族関係のことまで様々で、解決には深い分析と生徒との対話が必要だったため、大変苦労した。だからこそ、生徒の目標を達成することの手伝いにやりがいを感じた。この経験から、同様に企業の課題への解決策を提案し、その実行支援まで行うコンサルティング業界に強い関心を持つようになった。コンサルタントとして、個人という小さな枠組みだけでなく、社会全体にインパクトを与えられるように尽力したい。
その中でも貴社に興味を持った理由は2点ある。1点は、国際色豊かな環境で働く事で、視座を高くして成長できるのではないかと考えたからである。私はカナダへの留学を通して、異なる価値観や環境にいるからこその経験を多くしてきた。例えば、先住民の問題が深刻なホームレス問題の要因となっていることを現地の友人に聞いた事は印象的であった。日本人のみのコミュニティにいては、このような問題を身近な問題として知ることは滅多にないだろう。このことから、多国籍の方と共に働ける貴社の環境で成長し、多様な観点から課題解決に取り組めるようになりたいと考えている。
もう1点は、IT技術の強みを生かし、グローバルオペレーションモデルの提供に注力されている貴社の事業に強い共感を得たからである。私にはIT知識の経験はないが、企業や社会の持つ課題が複雑化する中で、IT技術は必要不可欠である。実際に、私が専攻していた国際貿易の分野においても、サプライチェーン上の各ステークホルダーとの情報共有や調査が欠かせないことを学んだ。しかし、実際は時差や地理的な距離がマネジメントを困難にしている。DXによるサプライチェーンの最適化はこの課題への有効な手段の一つであり、海外進出が進む日本企業にとって大きな意義がある。貴社が持つIT技術の専門性を身につけ、最終的には、社会を大きく変革できる人材になりたいと考えている。
以上のきっかけから、貴社に興味を持つようになった。そして、貴社でコンサルタントとして、専門性を持ちつつも、多様な観点からの課題解決力を身につけることを目指したい。