研究内容(※ 研究のプロセスやねらいとする事柄を平易にまとめてください/技術職:800字 事務職:400字)
私は大学のゼミで経済学の勉強に力をいれた。学部3年の頃は、教科書を用いて基礎的な知識を固めるとともに、フィナンシャルタイムズと呼ばれる英字新聞をゼミ生と教授間で読み合わせる中で、現実の世界経済における諸問題に対する積極的な態度を身につけた。特に印象に残っている記事は、エネルギー価格とアメリカ経済に関するものだ。趣旨としては、一般的には原油価格が高騰するとインフレになり、株価が低下し安全資産である米国債券が買われる傾向にある。しかし、米財政や国会の不健全化によって米国債がリスク回避の手段とならなくなり、株価の下落を止めるきっかけがなくなる危険性があるというものだ。以来、エネルギーが経済学・政治学・地政学などに与える影響の大きさに関心を持つとともに、日本のエネルギーの将来に危機感を覚えた。そこで、エネルギーに関する文献を読むとともに、経産省主催のフォーラムに参加するなどしている。
苦労した点・工夫した点(400字)
苦労したことは2つある。1つ目は、英語の読解である。教科書も新聞記事も全て英語であったため、予習に多くの時間をかけなければならなかった。当初は、英語力がなく教科書10ページほどの予習に3時間程度かけていた。そこで、英単語帳を用いて毎日10語覚えることや、多読を行った結果読解速度が上昇した。今では辞書を使わずにほとんど読解できるようになった。2つ目は、質問だ。毎授業、教授に記事に関する質問をするのだが、良い質問をすることが難しかった。原因として考えられるのは、事前の準備不足と自己開示の不足だ。一つの記事から得られる情報は少なく偏っているため、批判的な考えを持つことが難しい。故に、日経新聞やシンクタンクのレポートを読むことを習慣化して幅広い情報を得て、質問を考えるようにした。自己開示に関しては、はいかいいえで答えられる質問ではなく、自分の考えを表明した上でアドバイスをもらう形にした。
これまでに最も力を入れて取り組んできたことについて、具体的に教えて下さい(400字)
私は大学の体育会運動部で1年時から練習メニュー係としてメニューの改革に力を入れた。当チームは長年関東最下位リーグに留まり目標達成への渇望が薄れていた。そこで、高校時代に高い目標を持つ同期や先輩から学んだ経験からこの課題に取り組んだ。具体的には、まず自身が結果を出すことに焦点を当てると同時に、強豪校選手と連絡を取り部員の数名を練習に参加させたり、試合を組んだりして目標を発見する機会を作った。さらに、画一的で意図が不明瞭な練習メニューから、部員の課題に応じたメニューへと変更し、意図を丁寧に説明した。その為、毎週フィードバック制度を設け課題を共有した。そして、コーチやメニュー班で議論し適切なメニューを作成した。これを1年継続した結果、私は個人戦で関東大会2次予選に進出した上、各部員が自身の強みや弱みを言語化できるようになり実力が向上した。また、チームとして2年連続のリーグ昇格を果たした。
これまでにチーム・仲間と協力し取り組んだことについて、具体的に教えて下さい
私は大学の体育会運動部で2年次に、レギュラーとして部をリーグ昇格に導いた。当チームは10年以上関東最下位リーグに留まっていた。上位リーグは6校ずつの総当たり戦であるのに対し、最下位リーグ約40校によるトーナメントであり昇格には6連勝する必要があった。故に昇格を諦める部員もいた。入部時からレギュラーに抜擢された私は、チームの士気と実力を向上させるべく目的意識を持てるような練習メニューの導入に尽力した。入部時に用いられていたメニューは意図が不明瞭で種類が乏しかった。そこで、メニューを座学で学ぶと共に、数名で強豪校の練習に参加し得た知見を部に還元した。また、部員の課題を把握する為に毎週フィードバック制度を設け、コーチやメニュー班で議論し課題に応じたメニューを作成した。結果的に自主練習を行う部員が増えるなど士気が向上し、実力向上に繋がった。個人としても、課題解決スキルや常に考える姿勢が身についた。
身近な人からどのような人だと言われるか、その理由を教えて下さい
どんな人か(30字)
緊張する場面でも落ち着いて勝負強い人
そのように言われる理由(150字)
プレースタイルからそのように言われるのだと考える。私の強みは安定感で、相手より先にミスをしないことをモットーとしている。相手にリードされている場面でも、自分がすべきことを明確化し流れが自分に向くまで粘り強くプレーしている。実際に、団体戦で自分に勝敗がかかった場面で負けたことがない。
仕事をするうえで大切にしたい価値観や求める働き方・職場風土(200字)
困難な課題に対しても粘り強く継続したい。また、高い目標や熱意を持つ仲間と切磋琢磨したい。私自身、小学生の頃から現在までスポーツに取り組んできた。その中で、様々な困難を乗り越えながらも、周囲と励まし合い達成困難に思われた目標を多く達成してきた中で自信を得ることができた。将来的にも、周囲と協力しながら全力で仕事に取り組み、「前川さんにぜひ仕事をお願いしたい」と言ってもらえるような信頼される人材になりたい。
トヨタでやりたいこと、それに繋がる強み・能力・経験(300字)
財務の観点から貴社の健全な経営に貢献し、貴社の魅力を市場に発信したい。私は幼い頃から車が好きで、現在はGRヤリスのマニュアル車に乗っている。貴社の素晴らしいところは、ファミリーカーやEV、商用車など幅広いニーズに応えるだけでなく、コアなファンに魅力的な商品の開発に力を入れていることだ。そうした魅力を発信するにあたり、貴社がグローバルな大企業であるからこそ私がゼミの活動で得たマクロ的な観点や分析力、知識などが活きるのではないかと考えている。また、私の強みである責任感の強さや体育会で培ったタフさや協調性をもって、企業の健全な意思決定に関与していきたい。そして将来的にはCFOになりたいと考えている。