26年卒
女性
- 東京学芸大学
ES情報
志望動機をお聞かせください
貴社の理念である「子どもを取り巻く環境を変革し、一人一人が生き生きとした社会を実現する」に強く共感し、志望いたしました。
私はこれまで小学校教師を目指し、学童保育のアルバイトや教育実習を通じて、子どもたちが主体的に学び、行動する力を育む教育の重要性を感じてきました。しかし、現場での経験を通じて、1人の教員が30人の子どもを指導する現状では、一人一人の気づきや意見を拾い上げることが難しく、主体性を育む関わりをする時間的余裕が限られており、知識の詰め込み教育にならざる負えないという課題を痛感しました。また、学力が評価の中心となる中で、子どもたちの多様な個性や強みが十分に活かされていないことにも違和感を持ちました。
貴社の事業は、ALTの配置や教育支援を通じて、「自らコミュニケーションを図ろうとする力」を子どもたちに提供しており、私が目指す「子ども一人一人が自分らしく生き生きと生きる社会」を実現するために必要な視点を持っていると感じます。さらに、貴社が掲げる「モチベーションエンジニアリング」を活用した取り組みは、子どもたちの内発的な意欲を引き出す教育の実現にも大きな可能性を持っていると考えています。
将来的には、貴社での経験を通じて学びを深め、モチベーションエンジニアリングを活用して、子どもたちが主体的に取り組む力を育む教員向けの研修を企画・実施したいと考えています。また、子どもたちが自分らしく個性を発揮できる出張授業やイベントを開催することも目指しています。
そのために、まずは貴社の事業を通じて、教育現場の課題に直接触れながら、子どもたちや教員が必要としているサポートを実践的に学びたいと考えています。貴社の一員として、生き生きとした社会づくりに貢献していきたいです。
「熱い」「強い」「気持ち良い」 のいずれかにまつわるあなたのエピソードをお聞かせください
子どもたちが自分で考え、行動できるような関わりをしたいという強い気持ちを胸に、NPO法人主催の小学生向け野外体験活動でボランティアをしてきました。
私は活動中、ただ指示を与えるのではなく、子どもたち自身が挑戦し、考える機会を提供することを心がけていました。例えば、火起こしの活動では、子どもたちにまず自分で試してもらいました。最初はうまく火をつけられず、「どうして火がつかないんだろう」と戸惑う子どもたちに対し、「木を触ってみるとどう?」「空気を送る方法はどうだった?」と問いかけ、一緒に原因を考えました。そして、次は自分たちで改善案を出し、挑戦を繰り返すうちに成功したとき、彼らの顔が喜びと達成感で輝いているのを見て、私自身も喜びを感じました。このように関わり続ける中で、子どもたちは次第にすぐに大人に頼るのではなく、自分たちで考え、行動する姿へと変わっていきました。これを目の当たりにし、私は「自分で考える力」はただ教えられるものではなく、適切な環境とサポートによって引き出されるものだと強く実感しました。