当社を希望する理由を述べてください。あわせて、上記の希望部門やご自身の興味・関心を踏まえて、入社後に取り組んでみたいテーマと、あなたがそこで果たしたい役割について述べてください。
貴社を志望する理由は、大きく2つあります。まず1点目は、貴社にはデータ分析に特化した部署であるビジネス&データ・アナリティクス本部が存在し、データ分析において先進的な技術を持った優秀な上司や同僚と共に働くことができる環境が整っている点です。貴社の夏季インターンシップに参加し、機械学習の種類や実際のビジネス活用に関する技術的な話を直接伺うことができました。特に、モデル精度の向上に関する具体的なアドバイスをいただき、それが自分のスキル向上に繋がりました。この経験を通じて、自分自身がさらに成長できると確信しています。
2点目は、貴社のプロジェクトにおけるマルチアサインという働き方です。非常に好奇心旺盛で、新しい分野について積極的に学ぶことに強い興味を持っています。また、様々な分野に携わることで、幅広い知識と経験を得たいと考えています。特に、学士および修士課程で教育に関する研究を行っており、教育におけるデータ活用に対して大きな関心を持っています。夏季インターンシップで自ら立候補することで教育関連の業務に若手のうちから携わることができると聞き、これまでの研究経験を活かしつつ、教育データを活用したプロジェクトに貢献できると考えています。また、父親は地域創生に携わっており、地元の産物が思うように売れず、地域の経済が伸び悩んでいる状況を間近で見てきたことから、地域創生にも強い関心を持つようになりました。データを用いた新しいアプローチを地域創生に活かすことで、地域の課題解決に貢献できると考えています。
入社後は、データ分析の知見を活かして、教育分野や地域創生のプロジェクトに積極的に取り組みたいと強く思っています。特に、教育とデータサイエンスの融合を推進し、新たな価値を生み出すプロジェクトに参加していきたいです。
学業以外に力を入れたこと(スポーツ、趣味、ボランティア活動など)について、次の観点を織り込んで述べてください。
① 具体的内容
② 取り組んだ背景・目的
③ あなたの役割
④ 活動全体の成果(成功/失敗したこと、得られたこと)
学業以外で特に力を入れたことの1つに、親戚の会社のDX化に取り組み、長期的なサポートを行った経験があります。大学3年生のとき、親戚の会社が一時的に事務所を移転することになりました。その際、取引先との連絡手段であるFAXが使えなくなるという危機に直面しました。さらに、その会社の平均年齢は60代近くで、インターネットに詳しい社員がほとんどおらず、デジタル技術に対する知識やスキルが非常に限られていました。そこで私は、インターネットFAXの導入を提案し、これを使うことで移転中でも取引先との円滑な連絡を維持できると考えました。また、インターネットFAXの導入だけでなく、その使用方法についても全面的なサポートを行いました。しかしインターネットFAXの導入を行う中で、社員一人ひとりのITスキルに大きな差があることに気づきました。例えば、Microsoft Office Excelを熟知していてパソコン操作に慣れている人もいれば、スマートフォンで写真を綺麗に取ることすら難しいと感じる人もいました。この差を解消するために、私は全社員が簡単に理解できるような操作マニュアルを作成し、インターネットFAXの使用ができるようサポートしました。最初に作成したマニュアルは、私自身がITに慣れていたため、ある程度ITに慣れている前提で書かれていたため、不親切な箇所が複数ありました。そこで、インターネットFAXを使用する全社員にマニュアルを使用してもらい、操作が難しい部分についてのフィードバックを集めました。そして、そのフィードバックに基づき、誰もが使いやすいマニュアルへと改善を重ねることで、最終的には全社員が問題なくインターネットFAXを使用できるようになりました。この経験を通じて、自分の価値観や前提を押し付けるのではなく、実際に使う人の意見やニーズをしっかりと聞くことが非常に大切であるということを学びました。また、会社の移転が終了し、再び通常のFAXが使用可能になった際に、「やはり従来のFAXの方がインターネットFAXよりも楽だ」という声が多く挙がりました。このことから、DXの導入には時間がかかり、特に高齢の社員が多い職場では、従来の方法に対する慣れや安心感が強く、簡単には変えられないという現実も痛感しました。