志望理由

私は貴社の社員が一体となり、グループ全体で物事に挑戦していくという組織文化に魅力を感じました。このようにチームワークを大切にしていく中で社会貢献できる貴社にて私自身も一員として携わりたいと強く感じました。高い専門性を身に付け、様々なステークホルダーに寄り添い、課題を解決していけるような存在になりたいと考えています。お客様の顕在的なニーズだけでなく、潜在的なニーズにより注目し、常に満足いただけるように貴社でスキルを身に付けたいと思っております。そして将来的にグローバルに活躍できる存在の第一線となれるよう日々努力することを怠ることなく努めてまいります。お客様の高い満足度に貢献でき、日本社会及び経済の持続的発展を支え、高い専門性スキルを日々学ぶことができるのは貴社しかないと強く感じたため、私は貴社を志望いたしました。

現在のご自身を形成する上での重要な経験について、経験の内容の詳細、またその経験が今のあなたの考え方や行動にどのように繋がっているのかを、自由にご記入ください。(2000字)

私の自己形成において重要であった経験は大きく分けて三つある。

一つ目は中学生時代に所属していた部活動の経験である。私は中学時代にバレーボール部に部長として所属していた。部長となりリーダーとして集団組織を引っ張っていく存在になれるように部長に就任した日からリーダーの在り方について自分なりに考えた。新体制として新たにスタートを切るとなった時に部員内で意見の食い違いによる揉め事が起きてしまった。そのとき部長としてどうすれば良いのかをとても考えた。そこで私は個人個人と面談をし、意見をまとめ、その後ミーティングを開くこととした。その結果、揉め事は解消され、部全体として同じ目標を共有することができ、統制のとれたチームへと近づいた。その後練習を重ね、区大会では優勝を飾ることが出来た。この困難を乗り越えた経験を通して、私はリーダーとして視野を広く持ち、状況を瞬時に判断し、その状況に応じて対応策を考え、実際にそれを行動へと移すことの重要性を身に付けることが出来たと思う。また積極的に取り組む姿勢やコミュニケーションの大切さを身に染みて感じることが出来た機会であった。物事の中心になった時はこのようなことを意識できるようになった経験であった。

二つ目はゼミ活動のグループでの研究経験である。私は学生時代、会計の分野に興味を抱き、監査論のゼミに所属した。そこで私はグループでまず「監査における認知バイアスの影響の実証実験」に取り組んだ。文化祭における論文発表がきっかけであり、研究を進めた。実験内容を一から考え、バイアスが生じ得る監査に関連する質問を設定し有意な結果が生じることで監査においてバイアスは少なくとも生じるという結論を導こうとした。そのため質問内容には特にこだわり、試行錯誤を繰り返した。心理学の面が強くなってしまわないように設定するのが難しく、とても大変であった。試行錯誤を繰り返した結果、実際に「売掛金300万円のうち80%を回収した場合」と「売掛金300万円のうち20%は回収できず貸倒損失として処理した場合」において監査計画を見直す必要の有無の回答に違いが生じるか等といった質問を設定し、実験を行った。結果として前者の方が後者に比べ監査計画を見直す必要性は低いという数値に左右されたバイアスが生じている結果が得られ、結論を導くことができた。他にもゼミにおける研究では「監査における実証手続のAIの代替割合」についての研究も行った。この研究においても代替割合をどのように根拠を提示して導き出すかという部分は難しく、特にその部分に焦点をあてて取り組んだ。AIの技術の発展と手続の内容を擦り合わせ、より信憑性の高い数値を導き出した。手続内容をプロセス段階に分け、それぞれの重要度と各部分が代替可能かどうかを判断し結論を導くことで根拠を裏付けた。このようなゼミにおける研究経験を通じて、一から物事を考えるという難しいことに対しても考え続けることを怠らないことの大切さを改めて実感した。今後どんなことに対してもひたむきに向き合い、考え続けることを怠らず挑戦していきたいと強く思えるようになった経験であった。

三つ目は第二外国語であるドイツ語の学習である。私は大学一年から二年の間にて第二外国語としてドイツ語を学んでいた。ドイツ語に触れる機会は今まで無く、英語と発音が近いという浅い理由から興味を抱き選択した。はじめは理解するというよりも型にはめて覚えるという作業ばかり優先していた。しかしそれではある一定のところまでしか理解を深めることができず、実際に途中で理解が追い付かない場面があった。そこでこのままではいけないと思い、根本から一つずつ丁寧に文法や単語を身に付けることとした。すると今まで躓いていた部分が全て理解できるようになり、学ぶことが楽しくなった。そして学び始めて一年も経たないうちに目標であったドイツ語検定五級に合格することができた。この経験から分からないことや壁にぶつかったときには一番初めの基礎となる部分に立ち返り、努力していくことが大切であると学び、現在もそれを意識して行動している。

このような経験を踏まえ、リーダーという立場にたったときにどのようなことを意識すべきか、また難しいことに対しても考え続けることの大切さや根本から理解をすることの重要性を身に付けることができた。将来私は何事にも幅広い視野を持ち、挑戦的な姿勢を忘れないような存在になりたいと考えている。そして顕在的なニーズだけでなく、潜在的なニーズにより目を向け、社会貢献をしていきたいという思いがある。常に組織全体の利益に貢献できるように常に既存事業はもちろんのこと、新規事業に対しても積極的に取り組むことを心掛けていきたいと考えている。

グローバルな視点も持ち合わせ、変化が著しい世の中にも対応できる能力を発揮していきたい。

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