学生時代に打ち込んだこと

①国際交流サークルの代表
大学時代、20名程からなる国際交流サークルの代表を務めました。当時、コロナの影響で本来の活動であるフィリピンホームステイが中止となり、メンバーのモチベーションが下がってしまいました。そこで、団体の基本理念である「多文化理解」を目的とした、日本国内のグローバル企業におけるスタディツアーを提案し、責任者として活動しました。初めは乗り気でなかったメンバーも、適任を考え役割を振ったことで、次第に主体的に行動してくれるようになり、無事スタディツアーを開催することができました。この経験から、組織の中心となり、課題点を見つけて解決に導く力が身につきました。
②アメリカ留学
大学3年次から10ヶ月間、英語力向上と異文化交流を目的にアメリカ留学を行いました。目的達成のため、「断らない・怖がらない」という目標を立て、イベントなどの誘いには全て参加し、常にアウェーな環境に身を置くよう心がけました。初めは英語・文化の壁を感じ、会話が成立しないことがほとんどでした。しかし、積極的に参加し、自分から話しかけるよう努力した結果、少しずつ知り合いが増え、最終的に10カ国以上の友人を作ることができました。彼らとは、帰国後もお互いの国を旅行するなど交流が続いています。さらに、英語資格の点数も150点以上上げることができました。今後も、積極的に新しい環境へ飛び込む姿勢を持ち続けたいです。

趣味や特技、スポーツ歴など

趣味は写真撮影です。高校時代に友人を撮影したことがきっかけで、一瞬の出来事が形として残ることに写真の魅力を感じました。大学時代には、所属していたダンスサークルの公演用ポスターやPV等も撮影しました。

志望動機

人々の固定観念を変える「気づき」の報道で世の中に貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。留学時に自身がマイノリティとして苦労した経験から、弱者を支えたいという思いで、帰国後に入管難民問題ボランティアに参加しました。実際に入管に収容されている方に話を伺うと、それまで見た情報とは異なり、それぞれが帰国できない事情を抱えていることを知りました。また、自身が「収容される彼らに非がある」という固定観念を持っていたことに気づきました。このことから、実態を知らない人が新たな視点を持つきっかけとなる「気づき」を提供したいと考え、記者を志しました。東海地域に根差した取材をされている貴社で、記者として最前線で得た情報をより多くの人々に届けたいと考えております。女性や外国人など、弱者に寄り添った記事づくりをされている貴社で、社会問題を取り上げ認知度を高めることで、問題解決の一手を担いたいです。

中日新聞社の発行紙面、広告、事業などに関する感想、意見

貴社は他社の新聞社に比べ、社会的弱者が抱える問題を取り上げた記事が多いと感じます。特に、〇〇記者の連載「この国で生まれ育って」にそれがあらわれています。この連載では、在留資格のない外国人の中でも、日本で生まれ育った「子どもたち」を中心に取材しており、罪のない彼らがいかに過酷な状況に置かれているかが伝わってくる内容です。「県外に外出できない」「アルバイトも就職もできない」「病気の治療が難しい」など、若い当事者からの赤裸々な声は読者の胸を打ったと思います。実際、連載を読んだ複数の読者から彼らへの寄付や支援が寄せられたことに、この記事の意義が表れています。社会において可視化されていない弱者を取り上げることで、当事者への支援と読者への気づき両方を与えており、貴社の報道を通じた社会貢献に対する強い意志を感じました。

あなたがこれまでに成し遂げたことと、味わった挫折を1つずつ挙げてください

高1の春、所属していたダンス部が関東大会で優勝しました。ダンススキルが他校に比べ劣っているという課題から、独自性で勝負しようと決め、衣装から振り、曲まで全てを部員で分担して作成しました。また、学校と交渉し、練習時間を例年より増やしたことで、スキル面での練習時間も確保できました。しかし、高2の夏の関東大会では、部で初めて入賞できず、全国大会出場を逃しました。引き続き独自性を全面に押し出しましたが、他校とのスキルの差が開いてしまったことが敗因でした。そこで、冬の大会までの半年のうち、半分をスキルアップに充てることにしました。ダンス歴の長い部員を中心にメニューを組み、練習時間のほとんどを基礎トレーニングに当てました。また、高校からダンスを始めた私は、帰宅後もその日の練習を復習し、部全体のスキルが上がるよう努力しました。結果、冬の大会では2位に入賞することができ、有終の美を飾ることができました。

あなたの性格を分析してください。長所、短所についても触れてください

私は、今まで誰も挑戦してこなかったことにも挑むことができます。留学時、現地の人々とコミュニケーションをとりたいと考え、日本人留学生で初めてアルバイトを行いました。初めは英語が通じず、お客様に同僚と接客を代わるよう言われたこともありました。しかし、お客様とコミュニケーションをとるために、服装や髪型を褒めたり、天気の話題を振ったりして笑顔を引き出すよう心掛けました。結果、笑顔で帰っていくお客様が増え、お礼を言われたり接客を褒められたりするようになりました。しかし、行動力が仇となり、無計画に行動に移してしまうことがあります。そのため、思い立ってもすぐ行動に移さず、一度立ち止まることを心がけています。入管難民ボランティアにおいて、問題広報のための映画上映会を提案しようとしましたが、事前に会場や時期などを具体的に計画した上で、メンバーに提案しました。結果、上映会実現に向けて動き出すことができました。

あなたが関心のある時事問題のテーマを挙げ、どのように考えているか自由に記述してください

テーマ:改正入管法成立による在日外国人への影響

日本は、国内の外国人を管理する傾向にあり、外国人受け入れの体制が他の先進国と比べ大幅に遅れていると感じました。今回の法成立により、難民申請が3回目以降であれば、彼らを祖国に強制送還することが可能になります。しかし、日本で難民申請をしている人々は、祖国に帰れば政治・宗教等の理由で命の危険性があります。また、国際法上の原則では「迫害の危険がある国へ難民を送還してはならない」と定められており、これには難民申請中の人も当てはまります。少子高齢社会の日本では今後ますます労働力が不足し、外国人労働者に頼ることは避けられません。帰国できない事情のある外国人に在留資格を与えれば、彼らは労働し日本で納税することが可能となり、外国人にとっても日本人にとっても利益がもたらされます。頑なに外国人の在留を拒むのではなく、柔軟な対応を行うことが日本政府に求められています。

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