記者を目指すきっかけや、記者になりたい理由(400字以内)

メディアが素早く正確な情報を伝えることを通して、人々が安心して暮らせる社会を作りたいからだ。私は昔から政治や社会の動きに関心があり、小学校の頃から毎朝新聞を読むのが日課で、自作の新聞を毎日作るなど、新聞社の仕事に興味を持っていた。大学入学後は政治学のゼミで政治とメディアの関係について学び、メディア報道の役割を再認識した。一方実社会ではSNSの普及で誤情報の拡散が常態化し、私自身誤情報を信じ切った人を多く見かけたが、どうすることもできず無力感を抱いていた。そこで、記者として素早く正確な報道の担い手になることで、私自身の手で、誤情報によって不利益を受ける人を減らし、人々が安心して暮らせる社会を作りたいとの思いが強まった。

朝日新聞社で働きたい理由(300字以内)

「権力監視」の姿勢を貫き真実を最後まで追求し続ける姿勢に共感するからだ。他紙に比べても政治や社会の不正に厳しい態度で臨み、「権力監視」というジャーナリズムの役割を最も果たしているのが貴社であると感じる。私は正義感の強い人間だ。小さい頃から学級委員や部活動の副主将、監督などリーダー職を多く経験してきたが、その動機は集団内での不正義を自分の手で減らしたいからだった。記者としても政治や社会の不正や闇を暴き、真実を発信することで人々が安心して暮らせる社会を作りたいと考えている。加えて小学校の時からずっと読み続けている朝日新聞には強い愛着がある。私のような愛読者をさらに増やす記事を貴社で書きたい。

アピールポイントを具体的エピソードと共に(500字以内)

「粘り強いコミュニケーション力」だ。私は体育会ソフトボール部で学生監督を務め、目標だった8季ぶりの1部リーグ昇格へとチームを導いた。当初、練習試合で格下相手にも黒星を重ねてしまう中で、部員との話し合いを経て「部員との意思疎通不足」「試合前の準備不足」の2点の課題があると認識した。そこで前者に対しては「週1回の全体練習のウォーミングアップ中に部員全員と1対1で話をして、各々の意思をチーム運営に反映させる」、後者に対しては「試合前日に部員全員にLINEで翌日の試合の起用法や戦術、役割などを伝達し、各々がより良い準備をして試合に臨めるようにする」という施策をとった。迎えたリーグ戦では1部リーグ昇格を実現できた。どちらも「粘り強いコミュニケーション」を出発点に部員1人1人と丁寧に向き合うという自分の強みが生かされた施策であった。前者は相手の思いを親身に汲み取る「聞く力」、後者は自分の考えを分かりやすく伝える「伝える力」というように、私は双方向の粘り強いコミュニケーションで相手との信頼関係を築くことができる。記者としても、こうしたコミュニケーションを誰よりも大事にして取材をしたい。

2023年1月以降、朝日新聞や朝日新聞デジタルに掲載された記事、写真・映像、コンテンツで、印象に残ったものをあげ、その理由(300字以内)

2023年8月5日付朝刊「日大アメフト部員、逮捕 大麻と覚醒剤所持容疑」

▽数年前の同部の悪質タックル問題をはじめ、他大の運動部でも不祥事の報道が相次いでいる。私自身、大学の体育会を統括する総務部でスポーツコンプライアンスの浸透や不祥事対応などを担っており、各部の代表を集めた意見交換会や講演など風通しがよく健全な部活動を作るための取り組みをしている。大学スポーツのコンプライアンス問題について、不祥事の報道ばかりでなくこうした日常的な草の根の取り組みをもっと報道し、そうした取り組みの輪を広げていくことが、大学スポーツから不祥事を減らす第一歩なのではないかと考えるきっかけになった記事だった。

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