リーダーシップを発揮した経験(500字以内)

高校時代所属していた演劇部で生じた部員の方向性の違いにより、一体感を失い、観客に届く演技ができなくなってしまいました。主役を務めていた私は、心動かす劇を創るために部員のまとまりを取り戻すのが不可欠だと、指揮を執りました。
関東大会を目指していた私たちは、自分たちの劇を創り始めて早々目的の違いに気づきましたがそれよりも劇を形にすることに尽力していました。その結果いくら練習を積み重ねても足並みが揃わず、結果は県大会すら逃すという悔いの残るものでした。私はこの時、主人公として劇の牽引するのはもちろん、部員全員の方向性を一つに定める必要性を感じ、部員を集めて各々の意見を聴く時間を設けました。そもそも私たちは誰の為に演じるのか、届けたいメッセージは何かを明確にさせ、共有したことで、最終的に全員の演技が好きという気持ちと、それを観客にまで届けることが大切だと一致し、その後の公演は抱えきれないほどの喝采と称賛の声を浴びる舞台を成し遂げられました。リーダーシップとは自分の方向性に皆を向かせることではなく、相手の声を聴き、思いを引き出すことだと学んだ経験です。

考え方や影響に最も影響を与えた経験(500字以内)

大学の垣根を超えたミスコンテストへの出場が、私を受け身から与える側へと一変させてくれました。審査内容は配信であったため、毎日二時間画面に向かって語り続け、それを聞きに来た見ず知らずの人にファンになってもらうことで票を勝ち取るという内容でした。初めての経験、厳しい戦いの中、伸び悩む順位にもはや参加の意味を見失いかけたとき、一方的に話していた私がファンと互いに質問し合う時間を設けると、配信終了時、「今日はすごく楽しかった!」という言葉をもらいました。その時私は、票だけを集めることに躍起になっていたと猛省しました。これからは、視聴者の方が求めているものを汲み取る「相手思いの発信」が必要だと悟りました。それからファンの特徴全てを記憶し、人生観に迫ることに徹する配信に切り替えた結果、この配信が生きがいと言ってくれる◯◯◯人のファンを味方に付け150人中〇位。私はこの経験で、コミュニケーションとは相手への想像力を働かせることだと学びました。自分が与える立場となって、人を笑顔にする喜びを体感した私はその後YouTubeチャンネルを開設するなど引き続き誰かの声に応じてエンターテインメントを与えることに尽力しています。

icon他のESを見る

icon

もっと見る