読売新聞の記者として取り組みたいことは何ですか。(600文字以内)
AIやSNSなどデジタル技術の暗部と、そこで苦しむ人を報じたい。具体的には、巧妙なディープフェイクを作成できるAIやフェイクニュースや誹謗中傷が匿名で拡散されるSNSといった,現代においてデジタル技術がもたらす社会問題、そしてこの影で苦しむ人を取材したい。こうした技術や問題が日常に溶け込むことで、誰もがこの問題に向き合っていないと感じるからだ。過去に〇〇で炎上した経験があり、匿名の誹謗中傷が押し寄せる恐怖は言葉にできなかった。違うと思うのに、ただ時が過ぎるのも待つだけのもどかしさ。こんな思いを抱える人は多く、自ら死を選ぶ人もいる。被害者の声を届けなければ社会は動かない。この声を丁寧に掬い社会に発信することでまず知ってほしい。そして、自分事として考えてほしい。報道によって、より深く考える契機を生み出したい。 そして、貴社もデジタル社会の闇に警鐘を鳴らす報道に取り組んでいる。この報道姿勢には、貴社の矜持があるはずだ。充実した取材拠点と人員を活用し、徹底して現場にこだわるとともに、多角的な視座からの取材を行っている。 報道は、机上で完結する簡単なものではない。現場で取材者や現場の温度感、感情の機微に直接触れ合うことで初めて可能となる。誰もが情報を発信できる現代だからこそ、現場主義を重視する貴社において切磋琢磨し、現代の闇と向き合いたい。