26年卒
女性
- 青山学院大学
ES情報
自分なりにチャレンジングな目標を立てて何かに取り組んだ経験、その目標を立てた背景を教えてください。(500字以内)
大学の音楽サークルで、過去3年間優勝できていなかったコンテストでの優勝を目標に、衣装係と70人のユニゾンパートリーダーを同時に務めました。大人数のサークルで、踊りや衣装の完成度を高めることは簡単ではなく、これまでの大会でも最終候補止まりが続いていました。そこで私は、作品としての世界観を徹底的に追求し、衣装と踊りの両面から全体を引き上げることに挑戦しました。衣装係としては、予算や制作期間に制約がある中で、布選びからデザイン、マニュアル作成までを一貫して担当。審査員に強い印象を与えられるよう、試作と修正を重ねました。パートリーダーとしては、メンバーのスキル差を埋めるために、ほぼ毎日補講を開き、一人ひとりに声をかけながら丁寧に指導しました。その結果、視覚と表現の両面で評価され、チームは悲願の優勝を果たしました。この経験を通じて、自ら高い目標を掲げ、組織全体を巻き込んで挑戦し続ける力が身についたと感じています。
周囲と協力して集団で課題に取り組んだ経験について、自らの意志で担った役割とその取り組み内容や集団に与えた影響を具体的に教えてください。(500字以内)
大学1年生のときに所属した音楽グループの自主公演では、チームの団結力の弱さが大きな課題でした。年齢やキャリアの幅が広く、プロのダンサーや社会人もいる中で、最年少の私は、練習中の空気の硬さや意見の出なさを強く感じていました。バックグラウンドの違いから互いの理解が浅く、意見をぶつけ合うよりも、波風を立てないように進める雰囲気が定着していました。私は最年少ながらも「このままでは良い公演はつくれない」と感じ、積極的に自分の意見を発信し始めました。さらに、他のメンバーの発言に対しても肯定的なリアクションを返すことで、全員が話しやすい雰囲気づくりに努めました。また、練習後には声をかけて振り返りの時間をつくり、自然な会話の中で関係を深めることを意識しました。その結果、徐々にチームの空気が変わり、意見交換が活発になって一体感が生まれました。本番では、全員が同じ方向を向いて心のこもったパフォーマンスを届けることができ、公演は大成功を収めました。この経験から、集団を前向きに動かすには、立場に関係なく自らが変化の起点になる行動をとることが大切だと学びました。
あなたが就職活動および、今後働く上で大切にしている軸について教えてください。(500字以内)
私が働くうえで大切にしている軸は、「人の想いに寄り添いながら、チームで価値を創造できる環境に身を置くこと」です。私は音楽を20年間続ける中で、単に表現するだけでなく、「誰と、どんな空間をつくるか」がパフォーマンスに大きく影響することを実感してきました。大学ではサークルのコンテストで衣装係やリーダーを務め、作品の世界観を高めるために裏方や調整役としても尽力しました。そうした経験から、自分一人の力ではなく、周囲と協力してこそ生まれる大きな価値に魅力を感じるようになりました。また、音楽公演やチーム活動では、誰かの想いを汲み取りながら「場」そのものをつくることに強いやりがいを感じてきました。だからこそ、目に見えるかたちで人々の心に残り、長期にわたって社会に関わり続ける街づくりに大きな魅力を感じています。空間や街という人の暮らしに直結する場に携わり、人々の想いが自然と集まる場所をチームの一員としてつくっていきたいです。今後も、周囲と信頼関係を築きながら、暮らしや感情に寄り添った「人のための空間づくり」を実現していける人材を目指します。