チームで取り組んだ経験
大学 〇年時に取り組んだ地方創生プロジェクトを挙げる。
このプロジェクトでは、企画立案からニーズの調査、試作、販売提供までを〇週間で行い、最終的に事業者や行政の方々にプレゼンテーションし、商品の採用可否を決定するという内容だった。初めに温泉利用者〇名への調査を通じて、観光客と地元利用者の間で温泉マナーを巡る摩擦が生じていることを課題として特定し「双方が快適に温泉を楽しめる環境を作ること」を理想に掲げて活動に取り組んだ。初めは〇週間で商品化までこぎつけなければいけないという焦りから、力を合わせて企画を思うように進めることができなかった。そこで私は二つの解決策を実行した。
一つ目はチームメイトの信頼関係を再構築することだ。信頼関係を再構築するためにビジネスの話をしない時間を意識的に取り、互いの人生のビジョンや価値観を深く語り合った。結果お互いの長所や個性を活かして、切磋琢磨しながら楽しく働ける環境づくりができた。
二つ目は商品のコンセプトを練り直すことである。自分たちの商品が地域にどのような影響を与えるのかを想像し、目的を全員で再確認した。チーム内で迷いが生まれた際に「この方向性で本当に私たちの理想を実現できるのか?」と問い直すことでぶれることなく意思決定を進めることができた。
結果として観光客と地元住民の橋渡しとなる商品を販売することができ、プレゼンテーションでは優勝、事業者にも商品を採用していただくことができた。この経験を通じてチーム全員が同じ理想を持ち、目指し続ける事で、困難な状況でも軸が揺らぐことなくより良い成果を生み出せることを実感した。