23年卒
女性
- 金沢美術工芸大学
ES情報
所属していた(活動を行っていた)団体の名称・具体的な活動内容や役割を、最大三つ入力してください。80文字以下
1
2020年5月~2021年4月
美大生がライターとなるプロジェクト「○○」にて、写真家・△△さんの手掛ける写真集に焦点を当てた記事を制作。取材・執筆・撮影を担当。
2
2020年4月~5月
○○代表・△△主催オンラインゼミでの制作。デザイン提案まで1日1課題形式、50人参加のゼミ。記録書籍に自身の作品8点が掲載された。
3
2020年5月~2022年3月
美大を志望している高校生のデッサン作品を指導する、予備校の講師アルバイト。主にデッサン、立体構成の指導を担当。今年の春、見事教子4人が金沢美術工芸大学に合格。
【長所】80文字以下
協調性を持って行動できるところ。大学ではその長所を発揮し、職人・調香師など、異なる得意分野を持つ職種の人達との繋がりを築き、互いの制作に協力し合っている。
【短所】80文字以下
他者の意見に流されやすいところ。協調性を重んじるあまり、自分を人に合わせてしまいがちだが、「私はこう思う」という揺るがない意志を持つよう最近は心掛けている。
志望理由
あなたが当社を志望する理由と、取り組みたい仕事を入力してください。
500文字以下
私が貴社を志望する理由は、消費者と生産者を繋ぐパッケージデザインがしたいと考えるからだ。私はこれまで、大学生が工芸の魅力に触れる企画展示を実施したり、石川の県木の効能を発信するために香りのワークショップをディレクションするなど、モノの持つ価値をより高め、「繋ぐ」デザインを軸に日々制作に励んできた。商品の魅力を引き立て、手に取るきっかけを作る点において、パッケージデザインも同様の役割を果たしていると考える。パッケージを中心に企業全体のブランディングまでも手掛けている貴社において、空間からグラフィックまで分野を横断したデザインを強みとする私は、パッケージと連動した空間・企画などと幅広い視野で提案し、商品と出会うきっかけをより魅力的に演出できるデザイナーとして貢献できると考えている。また数ある仕事の中で、私は特に地域の段ボールのデザインに取り組みたい。私自身よく果物を購入するため、スーパーに並ぶ段ボールのデザインが以前から気になっていた。特に力を入れて学んだ空間デザインのスキルを活かし、段ボールが店頭に積まれた姿までを想像しながらデザインしたい。
大学で学んだことあなたが大学で学んだことを教えてください。
400文字以下
私は大学で、アイデアの元となる現場に足を運ぶことの大切さを学んだ。きっかけは輪島塗という石川の伝統工芸品を伝える展示を企画した時だ。アイデア構想の前に輪島市の工房へ訪れると、現場で初めて気づくことが2つあった。1つは、輪島塗の職人は、若者に知ってもらう機会を求めていること。1つは、一連の製造工程を拝見したことで、輪島塗への興味が増したことだ。そこで私は、器が出来上がる工程を大学のロッカーで展示することで、大学生が輪島塗の良さに触れるきっかけを作ろうと考えた。実装すると、協力してくれた職人はとても喜んでくれた。この経験から、まずは現場に訪れ気づきを得ることが、本質を見極めたアイデアに繋がると学んだ。何度も現場を訪れながら地域のデザインを作り上げる貴社で、この学びは生かせると考える。どうすれば地域の特徴をパッケージに落とし込めるか、現地を訪れながら深められるデザイナーとして活躍したい。
小論文
あなたが日常で「心地よいと感じる瞬間」について、理由と合わせて論じてください。800文字以下
私が心地よいと感じる瞬間は、好きな歌を口ずさみながら車を運転している時だ。この時間があることで、いつも自分らしく過ごすことができている。私は実家から大学まで、毎日車で通学している。そこでは決まってお気に入りのプレイリストを流し、左足でリズムを刻みながら車を走らせるのが私の日課だ。行きは一日の始まりに胸を躍らせ、帰りはその日の出来事を振り返っている。そんなある日の学校帰り、私はひどく落ち込んでいた。というのも、大事な課題のプレゼンテーションでミスを犯してしまい、その日までサポートしてくれた皆の期待に応えることができなかったのだ。沈んだ気持ちのまま車に乗ると、聞き馴染みのある曲のイントロが、ゆっくりと流れ始めた。これまで何度この曲を車で聞いたことだろう。気づけば私の左足はビートを刻み、指先もハンドルを軽快に叩いていた。「ルキンフォーどこまでも、つづくデコボコの道をずっと歩いていこう。」歌詞を口ずさんだ瞬間、スーッと心の蟠りが溶けていく心地よさを感じた。きっとこの失敗が全てではない。大事なのはその先にどう立ち向かっていくかだ。デコボコの道はしばらく続くけれど、めげずに前に進もう。窓の伱間から吹き込んでくる風はまるで、私の背中を押してくれているようだった。あっという間に車は家に到着、さっきまで私を悩ませていた失敗の記憶は薄れ、前向きな気持ちで車を後にした。学校生活というのは忙しないもので、悔しい気持ちや嬉しい気持ち、車内を占領する感情は目まぐるしく変化する。その感情を大好きな音楽に乗せて、今日も私は颯爽と帰り道を走り抜ける。この一瞬こそ、私にとって限りなく心地よい時間であると共に、自身の感情と向き合うことの大切さを教えてくれる。社会人になれば車を運転する機会はうんと減ってしまうだろうけど、自分と向き合い、自分を振り返るこの時間は、これからもずっと大切に持ち続けていたい。