課題解決のために主体的に取り組んだ経験を教えてください(1000字以内)
私が留学していたコロラド州の大学では、学生の市議会選挙への投票率が低いことが課題でした。大学生は街の人口の17%を占めるものの、前回の投票率は45%にとどまっており、政治への関心の低さが問題となっていました。そこで、私は学生の政治参加を促進するために、学校役員として2つの施策を実施しました。
1つ目は「投票しない理由の分析」です。
私は、学生が候補者との距離を感じ、当事者意識が低いことが投票率低迷の要因であると考えました。そこで、学内でアンケートを実施し、学生が政治に興味を持てない理由をデータとして可視化しました。その結果、「政策が自分に関係ないと思う」「候補者のことをよく知らない」という回答が多いことが判明しました。
2つ目は「候補者と学生の接点を増やす仕組みづくり」です。
候補者と学生の距離を縮めるために、学生向けの公開討論会を企画しました。特に学生が関心を持ちやすい「授業料の値上げ」や「公共交通機関の整備」といったテーマに焦点を当て、候補者と学生が直接議論できる場を作りました。また、SNSで候補者の政策を要約して発信し、投票のハードルを下げる工夫も行いました。
その結果、投票率は前回よりも15ポイント向上し、60%に達しました。この経験を通じて、課題を分析し、具体的な施策を講じることで、行動変容を生み出せることを学びました。貴社においても、課題を的確に捉え、解決策を実行する力を発揮したいと考えています。