26年卒
男性
- 慶応義塾大学
ES情報
記者になりたい理由(400字以下)
第一に、「小さな声」を世に届けるためである。中学一年次、聖職者による児童虐待事件を扱った映画を鑑賞した。映画に登場する、社会に埋もれた被害者の声を報じる新聞記者に憧れを抱いて以来、新聞記者を志している。特に「小さな声」を世に届ける記者になりたいと考えている。対話を通じて心を開いてもらうことで当事者たちの本音を引き出し、社会問題の実情を報じたい。
第二に、貴社のインターンシップを通じて理想の記者像が明確になったためである。社会部記者の方の講演で、「記者個人が自由に取材してきても、支えてくれるのが毎日新聞」という言葉が印象に残った。この言葉から貴社の、記者一人ひとりの持つジャーナリズムを尊重する姿勢を感じた。私も貴社の一員として、自分が報じなければ世に出ない隠された真実を届ける記者になりたいと考えている。
学生時代に力を入れたこと(300字以下)
〇〇グループの〇〇運営会社でのアルバイトに力を入れた。現場では人員不足が続き、イベント運営が追いつかない状況だった。そこで、自分から信頼できる知人に声をかけてスタッフを確保し、業務体制を立て直した。また、ファンの多くが高齢の方で、メール中心の情報提供では伝わりにくいことに気づいた。そこで、手紙やハガキを使ったアナログな方法に変えたところ、「わかりやすくなった」「嬉しい」といった声を多くもらった。相手に合わせて伝え方を工夫することの大切さを学んだ。
長所と短所(300字以下)
私の強みは、状況に応じて柔軟に対応できるコミュニケーション能力である。〇〇グループの〇〇運営会社でのアルバイトでは、現場の雰囲気を大切にしながら行動した結果、業務体制を立て直し、チーム全体の士気を高めることができた。この経験を通じて、人との関係を築きながら課題を解決する力に自信を深めた。短所は、相手に感情移入しすぎてしまうことである。相手の立場になって考えることが習慣になっており、他人への指摘を躊躇してしまうこともあった。最近では、相手目線だけでなく第三者の視点も意識するよう心がけている。
気になった記事と理由(300字以下)
〇月〇毎日新聞朝刊、余録「〇〇〇」
マスメディアの本質的な役割を体現していると感じたためである。この記事を通じて初めて、〇〇の子どもたちの存在や、彼女たちが抱える不安や制約を知った。また、罪のない彼女たちの純粋な「自由に生きる権利を持ちたい」という切実な訴えに胸を打たれた。子どもたちの声は社会に届きづらく、〇〇の子どもたちであればなおさらである。この記事から、彼女たちの声を拾い上げて発信することで子どもたちの権利を守ろうとする記者の想いを感じた。報道を通じて人々の注目や理解を集め、より良い社会をつくるというマスメディアの使命を体現した記事だと考える。