精密機械分野でのES対策について
精密機器業界は、電子制御によって高精度な動作を行う製品を企画、製造、販売を行っている会社の業態です。オリンパス・ニコン・セイコー・シチズン時計などの光学機器を製造している会社や、メニコンなどの医療機器メーカー、ノーリツ鋼機などの音響機器メーカー、また愛知時計電機、理研計器、東京計器、長野計器、島津製作所などの産業用機械メーカーなど幅広い会社が該当します。 スマートフォンやデジタルカメラだけでなく大気汚染や水質汚濁などの測定機器またレントゲンやCTなどの医療機器、私たちの生活に不可欠なものです。精密機器のなかでも特に重要な制御機能を司る半導体が世界的に不足していることや、汎用品の競争が激しいためニトリとエディオンによる共同開発など、最近は差別化されたプライベートブランド商品が開発されるなど、他業種も巻き込んでの企画開発力が試される業界と言えます。 エントリーシートでは、クーロン則やコンデンサーなどの電気工学、pHやBOD、酸化還元反応などの基礎化学の知識を有していることや、新たな商品開発でニーズを創造することへの情報収集力、チャレンジ精神があることをアピールするとよいでしょう。また、光学機器、医療機器や測定機器の企画、製造、販売などを通して、人々の豊かな生活に貢献したいと、面接などで積極的にアピールしましょう。